英語の複数形は、多くの場合、単数形に -s や -es を付けて作ります。しかし、child を二人以上表すときに childs とはしません。正しい複数形は children です。このように基本の語尾の規則では作れない形を、不規則な複数形といいます。この記事では、中学校でよく使う child、person、man、woman、foot などを、意味と例文を通して単数形と組にして覚えます。
基本ルール
不規則形は語全体の変化として覚える
通常の複数形は book → books や box → boxes のように、語尾を加えることで作れます。不規則な複数形は、その規則だけでは予想できません。child → children のように語尾が大きく変わるもの、man → men のように語の中の母音が変わるもの、sheep → sheep のように単数形と複数形が同じものがあります。
不規則な語に、さらに複数の -s を重ねてはいけません。children はそれだけですでに複数なので、childrens にはしません。people も通常「人々」という複数を表すため、二人なら two people といいます。まず「単数形→複数形→意味」を一組で覚えるのが安全です。
代表的な組み合わせ
child → children は「子ども一人→子どもたち」、person → people は「人一人→人々」です。man → men は「男性一人→男性たち」、woman → women は「女性一人→女性たち」です。foot → feet は「足一本→両足や複数の足」、tooth → teeth は「歯一本→複数の歯」、mouse → mice は「ネズミ一匹→複数のネズミ」です。つづりだけでなく発音も変わる語があるため、声に出して確認しましょう。
作り方・使い方
数の合図を見つける
最初に、その名詞が一つか二つ以上かを確認します。a child や one child なら単数形です。two children や many children なら複数形です。数が二以上だからといって、自動的に -s を付けるのではなく、その語に決まった不規則形があるかを思い出します。
三つの型に分けて整理する
第一は、形が大きく変わる型です。child → children、person → people が代表です。第二は、母音が変わる型です。man → men、woman → women、foot → feet、tooth → teeth、mouse → mice があります。第三は、単数と複数が同じ型で、sheep → sheep や fish → fish が基本です。魚の種類を強調する専門的な場面では fishes もありますが、中学英語で普通に複数の魚を言うときは fish と覚えれば十分です。
文全体の数も合わせる
不規則形でも、主語が複数なら動詞との一致が必要です。The child is smiling. は「その子どもは笑っています」、The children are smiling. は「その子どもたちは笑っています」です。複数形が -s で終わらなくても、children や people は複数です。語尾だけを見て単数だと判断せず、覚えた組と文の意味で判断します。
覚えるときは、自分用の小さな表を作り、左に単数、右に複数を書きます。それぞれを使った短文も添えます。one foot / two feet、My foot hurts. / My feet are cold. のように、数と動詞も含めて練習すると、単語だけの暗記より実際の文で使いやすくなります。
例文
One child is reading by the window.(一人の子どもが窓辺で本を読んでいます。)一人なので child と is を使います。
Three children are playing in the park.(三人の子どもが公園で遊んでいます。)child の複数形は children です。
Three people are waiting for the bus.(三人がバスを待っています。)通常、人を数えるときの person の複数形は people です。
Two men and two women work at this store.(二人の男性と二人の女性がこの店で働いています。)men と women はどちらも複数形です。
The children have small feet.(その子どもたちは足が小さいです。)foot の複数形 feet を使います。
I brush my teeth after breakfast.(私は朝食後に歯を磨きます。)複数の歯全体を磨くので teeth が自然です。
There are five sheep on the hill.(丘の上に羊が五頭います。)五頭でも sheep の形は変わりません。
よくある間違い
基本の-sを機械的に付ける
誤りは Two childs are playing outside.、訂正は Two children are playing outside.(二人の子どもが外で遊んでいます。)です。child には決まった不規則形 children があります。childs は文法的に誤った形です。
不規則形にさらに-sを付ける
誤りは Many peoples came to the festival.、訂正は Many people came to the festival.(多くの人が祭りに来ました。)です。日常的な「人々」の意味では people 自体が複数形です。peoples は複数の民族や国民集団を表す特別な用法なら文法上可能ですが、この文の意図には合いません。単なるつづりの誤りと、別の意味では使える形を区別しましょう。
形が同じ語へ-sを付ける
誤りは We saw six sheeps.、訂正は We saw six sheep.(私たちは羊を六頭見ました。)です。sheep は単数も複数も同じ形です。数を示す six があるので、形が同じでも複数だと分かります。
複数形なのに単数の動詞を使う
The children is hungry. は、複数主語 children と単数の is が一致していません。The children are hungry.(その子どもたちはおなかをすかせています。)に直します。-s がなくても複数だと意識することが大切です。
確認問題
括弧内の単数形を、文の数に合う形へ変えてください。
- Four (child) are singing in the classroom.
- I wash my (foot) after soccer practice.
- We saw three (sheep) near the farm.
解答
不規則形の組と、単複同形を確認します。
Four children are singing in the classroom.childの複数形はchildrenです。I wash my feet after soccer practice.両足を表すのでfootをfeetにします。We saw three sheep near the farm.sheepは複数でも形が変わりません。
まとめ
不規則な複数形は、基本の -s や -es だけでは作れません。child / children、person / people、man / men、woman / women、foot / feet のように、単数形と複数形を一組で覚えましょう。sheep のように形が変わらない語もあります。不規則形に余分な -s を付けず、複数主語には複数に合う動詞を使うことも忘れないでください。短い例文と一緒に繰り返せば、見た目だけに頼らず正しく選べるようになります。
