形容詞的用法のto不定詞

to + 動詞の原形 は、名詞の後ろに置かれて、その名詞がどのようなものかを説明することがあります。something to eat なら「食べるもの」、homework to do なら「するべき宿題」です。日本語では説明を名詞の前に置くことが多いため、英語の後ろから説明する語順に慣れる必要があります。この記事では、形容詞的用法の位置、名詞と動作の関係、前置詞が残る形を整理します。

目次

基本ルール

形容詞的用法のto不定詞は、名詞 + to + 動詞の原形 の順で、直前の名詞を後ろから説明します。a book to read は「読む本」、time to study は「勉強する時間」です。形容詞が名詞の性質を説明するのと似た働きをするため、形容詞的用法と呼ばれます。

日本語訳は、名詞と動作の関係によって「〜するための」「〜すべき」「〜する」「〜できる」などに変わります。I need a chair to sit on. は「私は座るための椅子が必要です」、I have work to finish. は「私には終えるべき仕事があります」です。訳語を一つに固定せず、何をどうするのかを考えます。

something、anything、nothing などの代名詞の後ろでもよく使います。Do you have anything to drink? は「何か飲むものを持っていますか」です。anything を to drink が後ろから説明しています。

to不定詞の動詞と説明される名詞の間には、さまざまな関係があります。a letter to write では letter が「書く」対象です。a place to study では place が勉強する場所です。名詞を動詞の目的語や場所として補ってみると、関係を見つけやすくなります。

a pen to write with のように前置詞が必要な形もあります。「ペンで書く」は write with a pen なので、a pen を前へ出して説明すると、後ろに with が残ります。同様に「座る椅子」は a chair to sit on です。日本語訳に前置詞が見えなくても、英語の動詞との組み合わせを確かめます。

作り方・使い方

まず中心となる名詞を決めます。「読む本」なら中心は a book です。次に、その名詞に関係する動作を to + 原形 にし、後ろへ置きます。a book + to read で a book to read となります。説明を名詞の前へ置かないのが英語の基本語順です。

「何か〜するもの」は、something + to + 原形 で作れます。I want something to eat. は「私は何か食べるものが欲しいです」です。疑問文や否定文では anything がよく使われ、Do you have anything to read? は「何か読むものを持っていますか」です。

「するべきこと」を表す場合もあります。I have three questions to answer. は「私には答えるべき質問が三つあります」です。法律上の義務というより、これから行う対象として質問を説明しています。文脈に合わせて自然な日本語訳を選びます。

場所、道具、相手などを表す名詞では、動詞の後ろに前置詞が必要かを確認します。a house to live in は「住む家」で、元の関係は live in a house です。a friend to talk with は「話す友人」で、talk with a friend の with が残ります。

最後に、to不定詞が本当に直前の名詞を説明しているかを確認します。「どんな名詞か」という質問にto不定詞の内容が答えれば、形容詞的用法です。文全体を「〜すること」と置き換える名詞的用法や、「〜するために」と動作の目的を説明する副詞的用法とは役割が違います。

例文

Do you have anything to drink? は「何か飲むものを持っていますか」です。to drink が直前の anything を説明し、飲む対象であることを示しています。

I have two letters to write tonight. は「私は今夜、書くべき手紙が2通あります」です。to write tonight が two letters を後ろから説明しています。

We need a place to practice. は「私たちは練習する場所が必要です」です。a place が練習を行う場所であり、to practice がその用途を示します。

I need a pen to write with. は「私は書くためのペンが必要です」です。write with a pen という関係なので、to不定詞の最後に前置詞 with が必要です。

There is nothing to worry about. は「心配することは何もありません」です。worry about something という組み合わせのため、about が最後に残ります。to worry だけではこの関係を正しく表せません。

よくある間違い

誤りの I need a pen write with. は、名詞 a pen と説明する動作の間に to がありません。正しくは I need a pen to write with. です。形容詞的用法は 名詞 + to + 原形 で作ります。

誤りの I have to finish homework. は、「私には終えるべき宿題があります」という意図に対して語順が違います。この文自体は「私は宿題を終えなければならない」という正しい義務の文です。意図した名詞修飾なら I have homework to finish. とし、to finish を homework の後ろへ置きます。

誤りの She wants something to eating. は、to の後ろに -ing 形を置いています。正しくは She wants something to eat. です。to不定詞では動詞の原形を使います。

We need a room to study. は、「勉強するために部屋が必要です」という目的の文としては文法的に可能です。ただし、to不定詞が a room を修飾し、「中で勉強できる部屋」を表すことを明確にするなら We need a room to study in. とします。前の文を誤文にせず、目的を説明する用法と名詞を説明する用法を区別しましょう。

確認問題

  1. 「私は何か読むものが欲しい」を、something とto不定詞を使って英文にしてください。
  2. Ken needs a chair to sit. を、「椅子に座る」という関係が明確な文に直してください。
  3. I have a report to finish today. で、to finish today が説明している名詞を答えてください。

解答

  1. I want something to read. です。to read が something を後ろから説明します。
  2. Ken needs a chair to sit on. です。sit on a chair という関係なので、前置詞 on を残します。
  3. a report です。to finish today は、今日終えるべき報告書だと直前の名詞を説明しています。

まとめ

形容詞的用法のto不定詞は、名詞 + to + 動詞の原形 の順で、直前の名詞を後ろから説明します。日本語訳は「〜するための」「〜すべき」「〜するもの」など、名詞と動作の関係に応じて変わります。something to eat や homework to do は基本的な形です。a pen to write with や a chair to sit on では、元の動詞と名詞をつなぐ前置詞を残します。中心の名詞を先に置き、その後ろへ説明を加える語順を意識しましょう。

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