動詞ingで表す動名詞の使い方

playing や reading を見ると、すぐに「〜しています」という進行形だと考えてしまうことがあります。しかし、同じ -ing 形でも「〜すること」という名詞の働きをする場合があり、これを動名詞と呼びます。動名詞は、好きなことや習慣、活動について話すときに欠かせません。この記事では、動名詞の作り方、文の中で置ける場所、進行形との見分け方を順番に説明します。

目次

基本ルール

動名詞は「動詞の -ing 形」で「〜すること」を表し、文の中で名詞として働きます。read は「読む」という動詞ですが、reading は「読むこと」という活動の名前にできます。日本語で「こと」を補うと自然になるかを考えると、働きを見分けやすくなります。

動名詞は文の主語になれます。Reading books is fun. は「本を読むことは楽しいです」です。主語全体は Reading books で、一つの活動として扱うため、基本的には単数扱いの is を使います。Play chess is interesting. のように動詞の原形をそのまま主語にはしません。

動詞の目的語にもなります。I enjoy reading books. では、何を楽しむのかを reading books が示しています。enjoy のほか、finish や practice なども後ろに動名詞を取ります。動詞ごとに後ろの形が決まるため、enjoy reading のように組み合わせで覚えることが大切です。

be動詞の後ろで主語の内容を説明する補語にもなれます。My hobby is collecting stamps. は「私の趣味は切手を集めることです」です。collecting stamps が My hobby の中身を説明しています。この文は形だけ見ると進行形に似ていますが、主語が人ではなく趣味であり、活動名を説明しています。

-ing 形の基本的な作り方は、動詞に ing を付けることです。play → playing、read → reading となります。語尾が発音しない e なら、通常は e を取って make → making とします。短い母音と子音で終わる語には run → running、swim → swimming のように最後の子音字を重ねるものがあります。

作り方・使い方

文を作る前に、日本語の「〜すること」が文のどの役割かを決めます。「泳ぐことは健康に良い」なら主語、「私は泳ぐことが好きだ」なら目的語、「私の楽しみは泳ぐことだ」なら補語です。役割を決めたら、中心となる動詞を -ing 形にし、必要な目的語や場所を後ろへ続けます。

「毎朝走ること」なら running every morning、「英語を話すこと」なら speaking English です。動名詞だけでなく、その動作に必要な語もまとまりに含まれます。Learning new words takes time. では、Learning new words 全体が「新しい単語を学ぶこと」という主語です。

進行形との違いは、文中の役割と意味で判断します。Mai is cooking dinner now. は「マイは今夕食を作っています」で、is cooking が現在進行形の動詞です。一方、Cooking dinner is Mai's job. は「夕食を作ることはマイの仕事です」で、Cooking dinner が主語です。前者は今進んでいる動作、後者は活動そのものを指します。

見分けに迷ったら、-ing のまとまりを「〜すること」と置き換えます。それが主語、目的語、補語として自然なら動名詞です。また、進行形は基本的に「主語+be動詞+-ing」で一組の述語になります。単にbe動詞があるかだけでなく、何を説明しているかまで確認しましょう。

例文

Cooking dinner is my father's hobby. は「夕食を作ることは父の趣味です」です。Cooking dinner 全体が主語で、活動を一つのものとして扱っています。そのため後ろは are ではなく is です。

We enjoyed watching the school play. は「私たちは学校の劇を見ることを楽しみました」です。watching the school play が enjoyed の目的語です。過去は enjoyed が示し、動名詞の形は変わりません。

My favorite activity is drawing animals. は「私の好きな活動は動物を描くことです」です。drawing animals が補語として、好きな活動の中身を説明しています。

Learning English takes patience. は「英語を学ぶことには根気が必要です」です。Learning English が主語、takes が文の動詞です。動名詞の中にも learn の対象である English が含まれています。

The students are drawing animals now. は「生徒たちは今、動物を描いています」です。この drawing は are と組んで進行形の述語を作り、今している動作を表します。前の例の補語とは働きが異なります。

よくある間違い

Play chess is interesting. は、動詞の原形を主語に置いた誤りです。正しくは Playing chess is interesting. です。「チェスをすること」という活動を主語にするので、play を動名詞 playing にします。

Runing every day is hard. はつづりが誤っています。正しくは Running every day is hard. です。run は短い母音と子音で終わるため、最後の n を重ねて running とします。一方、read はそのまま reading です。

I am enjoying to read this book. で「この本を読むことを楽しんでいる」と言いたい場合、正しくは I am enjoying reading this book. です。最初の am enjoying は進行形で、その目的語の reading this book は動名詞です。同じ文に二つの -ing があっても役割は別です。

確認問題

かっこ内の動詞を適切な -ing 形にし、文を完成させてください。

  1. (Swim) in the sea is exciting.
  2. Kei finished (make) his model plane.
  3. 「私の好きな活動は日本各地を旅行することです」 My favorite activity is (travel) around Japan.

解答

動名詞が主語、目的語、補語のどれとして働くかも確認します。

  1. Swimming in the sea is exciting. 「海で泳ぐこと」が主語です。swim は最後の m を重ねて swimming にします。
  2. Kei finished making his model plane. finish の目的語には動名詞を置き、make の e を取って making とします。
  3. My favorite activity is traveling around Japan. traveling around Japan が補語として好きな活動の内容を説明します。

まとめ

動名詞は動詞の -ing 形で「〜すること」を表し、名詞のように主語、目的語、補語になります。進行形と同じ形でも、活動名として文の一部になっているか、be動詞と一緒に進行中の動作を述べているかで区別できます。まず「〜すること」と置き換え、文中の役割を見つけましょう。正しいつづりと、動名詞を目的語に取る動詞を組み合わせで覚えることも大切です。

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