英語で「ギターを弾く少年」「姉が作ったケーキ」のように名詞を後ろから説明するときは、関係代名詞を使えます。The boy who plays the guitar の who は説明する節の主語、the cake that my sister made の that は made の目的語です。主格か目的格かは、関係代名詞の直後に動詞が来るか、別の主語と動詞が来るかを見ると判断できます。省略できるかどうかもこの違いで決まります。
基本ルール
説明される名詞を先行詞という
The boy who plays the guitar では、説明される The boy が先行詞です。この記事では、コンマを使わず、どの少年・どの物かを限定する用法を扱います。人には主に who、ものには which、人ともののどちらにも that を使えます。
主格は関係詞節の主語になる
The boy who plays the guitar is my cousin. では、ギターを弾くのは who が指す少年です。who が plays の主語なので主格です。主格の関係代名詞の直後には通常動詞が続き、主語の役割を担うため省略できません。
目的格は関係詞節の目的語になる
This is the cake that my sister made. では、my sister が作った主語、that が作られた物を指す目的語です。目的格の関係代名詞の直後には通常 my sister made のように主語と動詞が続きます。限定用法では that を省いて the cake my sister made とも言えます。
人の目的格にはwhoもよく使う
人を先行詞とする目的格では、改まった形の whom、一般的な who、that を使えます。The teacher whom I met、The teacher who I met、The teacher that I met はいずれも限定用法で可能です。会話では目的格を省いて The teacher I met とすることもよくあります。
作り方・使い方
二つの文で共通する名詞を見つける
The boy is my cousin. と He plays the guitar. をつなぐなら、The boy と He が同じ人物です。二つ目の文の主語 He を主格 who に変え、先行詞の後ろへ置くと、The boy who plays the guitar is my cousin. になります。
関係代名詞の後ろに主語が残るかを見る
This is the cake. と My sister made it. をつなぐと、共通する it は目的語です。これを目的格 that に変えますが、主語 my sister は残ります。したがって This is the cake that my sister made. です。直後に主語があることが目的格の手掛かりです。
主格は省略せず動詞を先行詞に合わせる
The girl who lives next door では who を落として The girl lives next door is ... とはできません。また、関係詞節の動詞は先行詞の数に合わせます。the girl who lives、the girls who live のように、単数と複数を区別します。
目的格を省略しても目的語を重ねない
The girl that I met から that を省くと The girl I met です。met の目的語は省略された関係代名詞が担っているので、her を追加しません。The girl I met her とはしません。
thatはコンマのない限定用法で使う
ここで扱う that は、先行詞を特定するコンマのない節で使います。The book that is on the desk のように、どの本かを説明します。コンマを使う非限定用法では選択が異なるため、初学者はまずコンマなしの限定用法で主格・目的格を確実に見分けます。
例文
The boy who plays the guitar is my cousin.(ギターを弾いている少年は私のいとこです。)who が plays の主語なので主格です。
The books which are on the desk are mine.(机の上にある本は私のものです。)which が are の主語で、先行詞が複数なので are を使います。
This is the cake that my sister made.(これは姉が作ったケーキです。)my sister が主語として直後にあるため that は目的格です。
The teacher who I met was kind.(私が会った先生は親切でした。)who は人を指す目的格で、The teacher I met と省略もできます。
The movie we watched yesterday was exciting.(私たちが昨日見た映画は、わくわくする内容でした。)目的格の関係代名詞が省略され、we と watched が続いています。
I know a student that can solve this problem.(私はこの問題を解ける生徒を知っています。)that が can solve の主語なので省略できません。
よくある間違い
主格の関係代名詞を省略する
The boy plays the guitar is my cousin. は誤りです。The boy who plays the guitar is my cousin.(ギターを弾く少年は私のいとこです。)とします。説明節の主語になる who は省略できません。
目的格を省略した後に代名詞を置く
The girl I met her at the library is Yui. は誤りです。正しくは The girl I met at the library is Yui.(私が図書館で会った少女はユイです。)です。省略された目的格が met の目的語なので her を重ねません。
人にwhichを使う
The man which helped me was kind. は、標準的な基本形では誤りです。The man who helped me was kind.(私を助けてくれた男性は親切でした。)または that を使います。人には主に who、ものには which を選びます。
主格の動詞を先行詞に一致させない
The students who studies here are friendly. は誤りで、The students who study here are friendly.(ここで勉強する生徒たちは親しみやすいです。)が正しい文です。who の先行詞が複数なので動詞は study です。
確認問題
関係代名詞の直後が動詞か、主語 + 動詞かを見て判断してください。
The girl who sings on stage is Mei.のwhoは主格・目的格のどちらですか。省略できるかも答えてください。This is the book that Ken bought.のthatを省略した文を書いてください。The boy I saw him yesterday is my neighbor.の余分な語を取り除いてください。
解答
主格は節の主語、目的格は動詞の対象になることを確認します。
- 主格で、省略できません。
who自身がsingsの主語になっています。 This is the book Ken bought.です。Kenが主語として続く目的格なので、限定用法ではthatを省略できます。The boy I saw yesterday is my neighbor.です。省略された目的格がsawの目的語なのでhimは不要です。
まとめ
コンマを使わない限定用法では、人に主に who、ものに which、どちらにも that を使えます。主格の直後には通常動詞が続き、関係代名詞が節の主語なので省略できません。目的格の直後には主語と動詞が続き、whom、which、that は省略できます。人の目的格には who もよく使われます。省略後に him や her を重ねず、主格の動詞は先行詞の数に合わせましょう。
