each every allの使い分け

each、every、all は、どれも複数の人や物に関係します。しかし、each は一人ひとりを個別に見て、every は一人も漏らさず全体に含め、all は集まり全体をまとめて見ます。この視点の違いは、後ろに置く名詞や動詞の形にも表れます。意味だけでなく、each student has、every student has、all students have という文法上の組み合わせを理解し、主語と動詞を正しくそろえましょう。

目次

基本ルール

each は、二人・二つ以上の集まりを構成する一人ひとり、一つひとつに注目します。Each student has a name tag. は「生徒はそれぞれ名札を持っています」です。後ろには単数名詞 student を置き、主語全体も単数として扱うため、動詞は has になります。個別の違いや、一つずつ配る場面と相性がよい語です。

every は、通常は三人・三つ以上の集まりについて、一人も一つも漏らさないことを表します。後ろには単数名詞を置き、動詞も単数扱いです。Every room has a window. は「どの部屋にも窓があります」です。全体を含みますが、文法の形は一部屋ずつを数える単数になります。

all は、集まりをひとまとまりとして捉えます。数えられる名詞なら通常、all students や all the books のように複数名詞を続け、主語なら複数動詞を使います。All students have name tags. では students have です。数えられない名詞にも使え、all the water は「その水の全部」を表します。

作り方・使い方

まず、話し手が個々に目を向けているか、集まり全体をまとめているかを考えます。「選手にはそれぞれ違う番号がある」なら個別性が重要なので Each player has a different number. です。「選手全員が一緒に走った」なら集団としての行動なので All players ran together. が自然です。

every は、同じ性質や行動が例外なく当てはまることを伝えるときに便利です。I walk to school every day. は「私は毎日歩いて学校へ行きます」で、日々を一日ずつ漏れなく指します。every の直後を days にしない点に注意します。every two days のように数字を伴う特別な形もありますが、基本は every + 単数名詞 です。

each は名詞の前だけでなく、代名詞の後ろや of を使う形にもできます。They each have a ticket. は「彼らはそれぞれ切符を持っています」、Each of the students has a ticket. は「その生徒たちの一人ひとりが切符を持っています」です。of の後ろは複数でも、主語の中心は Each なので has を使います。

all は all the students と all of the students のどちらも使えます。代名詞なら all of them とするのが基本です。All of them are ready. は「彼らは全員準備ができています」です。all の後ろの対象が複数なら are、数えられない単数なら All the milk is fresh. のように is になります。

例文

Each player has a different number. は「それぞれの選手には異なる番号があります」です。different が、一人ずつ番号が違うという個別の視点を強めています。All players have numbers. なら「すべての選手に番号がある」と集団全体の事実を述べ、違いには焦点を当てません。

Every student in this class studies English. は「このクラスのどの生徒も英語を勉強します」です。Every の後ろは student、動詞は三人称単数の studies です。実際の生徒は複数でも、「どの一人を取っても」という形で文を作ります。

All students cleaned the classroom together. は「すべての生徒が一緒に教室を掃除しました」です。together が全体としての行動を示すので all がよく合います。現在形なら All students clean となり、cleans ではありません。

Each of these boxes is heavy. は「これらの箱は一つ一つが重いです」です。boxes が近くにあるため are としたくなりますが、主語の中心は単数扱いの Each なので is です。All of these boxes are heavy. なら主語が箱全体になり、are を使います。

よくある間違い

誤りの Every students has a notebook. は、every の直後を複数形にしています。正しくは Every student has a notebook. です。名詞は単数、動詞も単数扱いという二点を一緒に確認します。All students have notebooks. と書き換えるなら、名詞と動詞は複数の形になります。

Each students have a different answer. も誤りです。正しくは Each student has a different answer. です。each が一人ずつを見るため、直後の名詞を単数にし、動詞も has にします。複数名詞を使いたいなら Each of the students has と of を入れます。

All student is here. は、集団全体を表す all と名詞・動詞が合っていません。「生徒は全員ここにいます」なら All students are here. です。ただし「水は全部ここにあります」なら All the water is here. のように、数えられない名詞に合わせて単数動詞になります。単語だけでなく、後ろの名詞の種類を見ます。

確認問題

  1. Every players wear a uniform. を正しい名詞と動詞の形に直してください。
  2. 「それぞれの皿には違う模様があります」を、個別性を表す each を使って英語にしてください。
  3. All of the child is ready. を「子どもたちは全員準備ができています」という正しい文に直してください。

解答

  1. Every player wears a uniform. です。every の直後は単数名詞で、主語も単数扱いになるため、動詞に s を付けます。
  2. Each plate has a different pattern. です。一枚ずつに注目するので each + 単数名詞 とし、動詞は has にします。
  3. All of the children are ready. です。children は child の複数形で、全員をまとめて表すため動詞は are です。

まとめ

each は一人ひとり・一つひとつへの個別の注目、every は一つも漏らさない見方、all は集まり全体をまとめる見方です。each と every の直後は単数名詞で動詞も単数扱い、可算名詞に付く all の後ろは通常複数名詞で、動詞も複数にします。意味の視点を決めた後、名詞と動詞を一組で確認することが正確な使い分けの近道です。復習するときは、同じ内容を三通りに書き換えて形を比べましょう。Each student has a book. は一人ずつ、Every student has a book. は例外なく全員、All students have books. は集団全体を表します。最初の二文では student has、最後の文では students have になる点まで声に出すと、意味と主語・動詞の一致を同時に確認できます。迷ったときは、個別・例外なし・全体のどの視点かを日本語で一言添えてから英語にしましょう。

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