不規則動詞を学ぶときは、go → went だけで終わらず、go–went–gone の三つの形を一組にすると、その後の完了形や受け身にも対応できます。この三つは原形、過去形、過去分詞と呼ばれます。過去形は過去の出来事を単独で表せますが、過去分詞は通常、have やbe動詞などの助けを借りて使います。役割の違いを理解し、似た変化の型に分けて覚えましょう。
基本ルール
原形は動詞の基本の形
原形は辞書の見出しになる形で、go、see、eat などです。can go、did not see、to eat のように、助動詞や to の後ろで使います。現在形では主語によって goes などに変わる場合がありますが、変化を覚えるときの出発点は原形です。
過去形は過去の肯定文で使う
過去形は、過去に起きて終わった動作を肯定文で表します。go → went、see → saw、eat → ate が例です。I went home. は「私は帰宅しました」、She saw the bird. は「彼女はその鳥を見ました」です。不規則動詞は -ed の共通規則で作れないため、一語ずつ確認します。
過去分詞はhaveやbe動詞と組み合わせる
過去分詞は、完了形の have + 過去分詞 や受け身の be動詞 + 過去分詞 などに使う形です。go の過去分詞は gone、see は seen、eat は eaten です。I have seen it. では seen を単独で述語にせず、have と組み合わせます。
作り方・使い方
三つとも同じ型
cut–cut–cut、put–put–put、read–read–read は、つづりが三つとも同じ型です。ただし read は、原形では「リード」、過去形と過去分詞では「レッド」に近い発音になります。つづりが同じだからといって、音まで必ず同じとは限りません。
過去形と過去分詞が同じ型
have–had–had、make–made–made、buy–bought–bought、teach–taught–taught などは、二番目と三番目が同じです。過去形か過去分詞かは形だけではなく、前に have やbe動詞があるか、文の組み立てから判断します。
三つが異なる型
go–went–gone、see–saw–seen、write–wrote–written、take–took–taken などは三つが異なります。似た音の変化を持つ語もありますが、完全な一規則にはできません。カードの表に原形、裏に過去形と過去分詞を書き、短い例文と一緒に確認すると区別しやすくなります。
原形と過去分詞が異なることを意識する
否定文や疑問文の did の後ろは原形ですが、完了形の have の後ろは過去分詞です。I didn't go. に対し I have gone.、Did you see it? に対し Have you seen it? となります。同じ助ける語の後ろでも、did と have では必要な形が違います。
三列の表を文にして覚える
一覧を眺めるだけでなく、各列が必要になる短文を一つずつ作ります。take–took–taken なら、原形の I can take it.、過去形の I took it yesterday.、過去分詞の I have taken it before. を並べます。前の語と時の表現まで含めて比べると、三つの形をどの場面で選ぶかが明確になります。
例文
Ken wrote an email yesterday.(ケンは昨日メールを書きました。)単純な過去の肯定文なので、write の過去形 wrote を使います。
Ken has written three emails today.(ケンは今日、これまでにメールを三通書きました。)has の後ろなので、過去形ではなく過去分詞 written です。
We saw that movie last month.(私たちは先月その映画を見ました。)see の過去形は saw です。
We have seen that movie twice.(私たちはその映画を二回見たことがあります。)have と過去分詞 seen で経験を表しています。
The window was broken by the ball.(その窓はボールによって割られました。)break–broke–broken の過去分詞 broken をbe動詞と組み合わせた受け身です。
She didn't take my umbrella.(彼女は私の傘を持って行きませんでした。)didn't の後ろなので、took や taken ではなく原形 take です。
よくある間違い
過去形をhaveの後ろに置く
I have saw this picture. は誤りで、I have seen this picture.(私はこの写真を見たことがあります。)が正しい文です。have の後ろには過去分詞が必要なので、see–saw–seen の三番目を選びます。
過去分詞を単独の過去形として使う
誤りは He gone home at six.、訂正は He went home at six.(彼は六時に帰宅しました。)です。単純な過去の肯定文では過去形 went を使います。gone を使うなら He has gone home. のように has が必要です。
didの後ろを過去形にする
Did you ate breakfast? は誤りです。正しくは Did you eat breakfast?(あなたは朝食を食べましたか。)です。Did が過去を表すため、後ろには原形を置きます。eat–ate–eaten の一番目を選びます。
規則動詞と同じように-edを付ける
She buyed a new bag. は誤りで、She bought a new bag.(彼女は新しいかばんを買いました。)が正しい文です。buy は不規則動詞で、三つの形は buy–bought–bought です。迷ったときは推測だけで作らず辞書を確認します。
確認問題
文の仕組みを見て、原形・過去形・過去分詞から適切な形を選んでください。
- 「私は昨日その手紙を書きました」を
writeを使って英語にしてください。 - She has took many photos. の誤りを直してください。
- Did they went to the library? の誤りを直してください。
解答
動詞の前に have や did があるかを必ず確認します。
I wrote the letter yesterday.です。単純な過去の肯定文なのでwriteの過去形wroteを使います。She has taken many photos.です。hasの後ろにはtake–took–takenの過去分詞takenを置きます。Did they go to the library?です。Didの後ろは原形なのでwentをgoに戻します。
まとめ
不規則動詞は、原形・過去形・過去分詞の三つを一組で覚えます。過去の肯定文では過去形、did の後ろでは原形、完了形の have や受け身のbe動詞の後ろでは過去分詞を使います。三つが同じ型、後ろ二つが同じ型、三つが異なる型に分けると整理しやすくなります。形だけでなく、その形を要求する前の語と例文まで一緒に確認しましょう。
