want to と would like to は、どちらも「〜したい」と希望を表します。友人に放課後の希望を話すときと、店員に注文を伝えるときでは、同じ希望でも自然な丁寧さが異なります。ただし、want to がいつも失礼なわけではなく、関係や場面に応じて選ぶことが大切です。この記事では、二つの形と意味の共通点を押さえ、直接的な言い方と控えめな言い方を使い分けます。
基本ルール
want to + 動詞の原形 は、自分の希望を直接表す一般的な形です。I want to play basketball after school. は「私は放課後にバスケットボールをしたいです」です。家族や友人との会話、日常的な希望を率直に述べる場面でよく使われます。
would like to + 動詞の原形 も希望を表しますが、want to より控えめで丁寧に聞こえます。I would like to order this sandwich. は「このサンドイッチを注文したいです」です。店、受付、初対面の相手、改まった会話などで使いやすい表現です。
二つの後ろはどちらも to + 動詞の原形 です。want to visit、would like to visit のように作ります。would like の後ろだからといって to を省略したり、動詞を -ing 形にしたりしません。
want は現在形の一般動詞なので、三人称単数では wants になります。Ken wants to join the club. は「ケンはその部に入りたがっています」です。一方、would は助動詞なので、主語が変わっても would like to の形は変わりません。
否定は do not want to または would not like to です。疑問では Do you want to ...? と Would you like to ...? を使えます。後者は相手の希望を丁寧に尋ねたり、誘ったりする形ですが、この記事では主に自分の「〜したい」を比べます。
作り方・使い方
まず希望する動作を動詞の原形で選びます。「見る」なら see、「注文する」なら order です。親しい相手へ率直に希望を言うなら I want to see the movie.、改まった窓口で希望を控えめに言うなら I would like to reserve a seat. のようにします。
want to は、自分の計画や気持ちを日常的に話す場面に合います。I want to learn the guitar. は「私はギターを習いたいです」です。直接的ですが、それだけで失礼な表現ではありません。友人同士や自分の夢を説明するときには自然です。
would like to は、要求の響きを弱めたい場面で便利です。ホテルの受付で I would like to check in. と言えば「チェックインしたいのですが」という控えめな希望になります。短縮形 I'd like to も会話でよく使われ、意味は I would like to と同じです。
相手の行動を求めるときに I want you to ... と言うと、文法的には正しくても強く直接的に聞こえる場合があります。今回の中心は自分の希望を表す I want to ... と I would like to ... です。主語の後ろで誰がその動作をするのかを取り違えないようにします。
選ぶ手順は、「誰に」「どんな場面で」「どの程度控えめに」伝えるかです。友人に遊びの希望を言うなら want to、店員や初対面の相手へ依頼に近い希望を述べるなら would like to が基本です。どちらを選んでも、最後に to + 原形 を確認します。
例文
I want to play basketball after school. は「私は放課後にバスケットボールをしたいです」です。自分の希望を率直に伝える日常的な文で、to の後ろは原形 play です。
I would like to order this sandwich. は「このサンドイッチを注文したいです」です。店員へ希望を控えめに伝えているため、would like to が場面に合います。
My sister wants to study abroad. は「姉は留学したがっています」です。主語が三人称単数なので want は wants になり、後ろは to study です。
We would like to speak with the manager. は「私たちは責任者とお話ししたいです」です。改まった希望を丁寧に伝えています。複数主語でも would は変化しません。
I don't want to go out today. は「私は今日は外出したくありません」です。日常的な気持ちを直接伝える否定文で、do not の後ろは原形 want です。
よくある間違い
誤りの I would like visit the science museum. は、would like と動詞の間に必要な to がありません。正しくは I would like to visit the science museum. です。希望する動作は to + 原形 で続けます。
誤りの She want to buy a notebook. は、三人称単数の主語 She に原形 want を使っています。現在の肯定文なので She wants to buy a notebook. が正しい文です。
誤りの I want to eating lunch now. は、to の後ろに -ing 形を置いています。正しくは I want to eat lunch now. です。ここでの to は不定詞を作り、後ろに原形を取ります。
レストランで I want to order this sandwich. と言っても文法的には正しく、必ず失礼になるわけではありません。ただし、店員に控えめで丁寧に希望を伝えるなら I would like to order this sandwich. のほうが場面に合いやすいです。これは文法の正誤ではなく、丁寧さと人間関係による選択です。
確認問題
- 友人に「私は新しいゲームを試したい」と率直に伝える英文を、
want toで作ってください。 I would like reserve a table.を正しい英文に直してください。- ホテルの受付で「チェックインしたいです」と丁寧に伝える英文を作ってください。
解答
I want to try the new game.です。日常的な希望を直接伝えるためwant to + 原形を使います。I would like to reserve a table.です。would likeの後ろで希望する動作を表すにはto + 原形が必要です。I would like to check in.です。改まった受付で希望を控えめに伝えるためwould like toが自然です。
まとめ
want to + 原形 は、自分の希望を直接表す一般的な言い方です。would like to + 原形 は同じ希望をより控えめで丁寧に伝え、店や受付など改まった場面で使いやすい表現です。親しい会話では want to、丁寧さを高めたい場面では would like to が基本ですが、関係や状況により選択は変わります。want to を常に失礼だと決め付けず、文法の正誤と場面への適切さを分けて考えましょう。どちらも動作を続けるときは to + 動詞の原形 です。
