not as asでほどではないを表す

「このパズルはあのパズルほど難しくない」「私は兄ほど速く走れない」のように、一方の程度がもう一方に届かないことは not as ... as で表せます。大切なのは、最初に置くAの程度が、二つ目の as の後ろに置くBより低いという向きです。また、二つの as の間には比較級ではなく形容詞・副詞の原級を置きます。比較級の文との対応も使って、向きを確認しましょう。

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基本ルール

A is not as 原級 as BでAはBほどではない

基本形は A is not as + 形容詞の原級 + as B です。This puzzle is not as difficult as that one. は「このパズルはあのパズルほど難しくありません」です。難しさはAよりBのほうが上だと表し、AとBの順序が意味を決めます。

一般動詞では副詞の原級を使う

動作の程度を比べる場合は、A does not + 動詞 + as + 副詞の原級 + as B などの形にします。I cannot run as quickly as my brother. は「私は兄ほど速く走れません」です。quickly は走り方を説明する副詞です。

asの間には比較級を置かない

not as ... as も原級比較なので、間には fast、tall、carefully など原級を置きます。faster、taller、more carefully は入れません。否定の not と二つの as が比較の関係を作ります。

not so … asも使われる

否定の原級比較では、not so + 原級 + as という形も使われます。This room is not so large as that one. は not as large as と同じ方向の比較です。初学者は広く使える not as ... as を基本にし、not so ... as も見たときに理解できるようにします。

作り方・使い方

程度が低いAを文頭へ置く

「私の自転車はあなたの自転車ほど速くない」なら、速さが低い My bike をAとして最初に置きます。Bには yours を置き、My bike is not as fast as yours. とします。AとBを逆にすると、どちらが速いかも逆になります。

性質なら形容詞、動作なら副詞を選ぶ

This bag is not as heavy as mine. では、かばんの性質を比べるため形容詞 heavy を使います。Ken does not speak as clearly as Aya. では、話し方を比べるため副詞 clearly を使います。be動詞か一般動詞か、何を説明する語かを確認します。

比較級の文へ言い換えて向きを確かめる

A is not as tall as B. は、基本的に B is taller than A. と同じ比較関係です。Ken is not as tall as Taro. なら、Taro is taller than Ken. と言い換えられます。言い換えたときに主語が入れ替わることを使うと、AとBの逆転を防げます。

否定語を正しい位置に置く

be動詞の文では is not as ... as、一般動詞では does not run as ... as、助動詞なら cannot run as ... as とします。not は文の否定を作る位置に置き、as not fast as とはしません。

同じ種類・同じ観点で比べる

My desk is not as wide as yours. なら机どうしの幅を比べています。My desk is not as wide as you. では、机の幅と人を比べる不自然な意味になります。yours、that one、所有格などを使い、比較対象をそろえます。

例文

This puzzle is not as difficult as that one.(このパズルはあのパズルほど難しくありません。)Aの難しさがBに届かないことを表します。

My bike is not as fast as yours.(私の自転車はあなたの自転車ほど速くありません。)yours は your bike を表します。

Ken is not as tall as Taro.(ケンはタロウほど背が高くありません。)同じ関係を Taro is taller than Ken. とも表せます。

I cannot run as quickly as my brother.(私は兄ほど速く走れません。)走る動作を副詞 quickly で比べます。

This room is not as bright as the next room.(この部屋は隣の部屋ほど明るくありません。)二部屋の明るさを形容詞で比較します。

Yui does not write as carefully as Emi.(ユイはエミほど注意深く書きません。)書き方の程度を副詞 carefully で表します。

よくある間違い

asの間に比較級を置く

My bike is not as faster as yours. は誤りです。正しくは My bike is not as fast as yours.(私の自転車はあなたの自転車ほど速くありません。)です。間には比較級 faster ではなく原級 fast を置きます。

AとBを逆にする

「ケンはタロウほど背が高くない」と言いたいのに Taro is not as tall as Ken. とすると、タロウのほうが低いという逆の関係になります。正しくは Ken is not as tall as Taro. です。程度が低いAを最初に置きます。

動作の比較で形容詞を使う

She does not speak as clear as her teacher. は、標準的な基本形では誤りです。She does not speak as clearly as her teacher.(彼女は先生ほどはっきり話しません。)と、動詞 speak を説明する副詞を使います。

notの位置を誤る

This box is as not heavy as that one. は誤りです。This box is not as heavy as that one.(この箱はあの箱ほど重くありません。)と、be動詞の後ろに not を置き、その後ろへ as + 原級 + as を続けます。

確認問題

程度が低いA、原級、比較対象Bの順を確認してください。

  1. This book is not as interestinger as that one. を正しい文に直してください。
  2. 「私は姉ほど速く泳げません」を cannot と as ... as で英語にしてください。
  3. Yuki is not as tall as Mei. を、taller than を使って同じ比較関係に言い換えてください。

解答

原級比較から比較級へ変えるときは、AとBの位置が入れ替わることにも注意します。

  1. This book is not as interesting as that one. です。二つの as の間には原級 interesting を置きます。
  2. I cannot swim as fast as my sister. です。泳ぐ速さを副詞の原級 fast で比べます。
  3. Mei is taller than Yuki. です。ユキの身長がメイに届かないので、比較級ではメイを主語にします。

まとめ

A is not as + 原級 + as B は「AはBほど〜ではない」と、Aの程度がBに届かないことを表します。動作を比べる場合も、cannot run as quickly as のように副詞の原級を使います。not so ... as という形もあります。A is not as tall as B は B is taller than A とほぼ同じ関係なので、言い換えて向きを確認できます。比較級を間に入れず、程度の低いAと比較対象Bを逆にしないようにしましょう。

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