「私は英語が好きです」と書こうとして、I am like English.になったことはありませんか。「私は」でI、「です」でam、と日本語を一つずつ英語にすると、余分なamが入りやすくなります。
この文は I like English. で表せます。likeだけで「好きだ」という意味を表す動詞なので、ここにamは足しません。日本語の文末ではなく、英語で何を伝えるかに注目すると選びやすくなります。
ここでは「私は〜です」「私は〜をします」と言い切る、現在形の基本的な文を練習します。「今〜している」という形などは広げず、まずI like English.とI am happy.の違いを自分で説明できるところを目指しましょう。
「好きです」と「うれしいです」を英語で比べる
次の二つは、どちらも日本語では「です」で終わります。ところが、英文の形は同じではありません。
| 英文 | 日本語の意味 | 文の中心になる動詞 |
|---|---|---|
| I like English. | 私は英語が好きです。 | like |
| I am happy. | 私はうれしいです。 | am |
likeは「好きだ」という意味の一般動詞です。play「する・演奏する」、read「読む」なども一般動詞です。動作を表す語が多いのですが、likeのように気持ちや状態を表す語もあります。「体を動かすかどうか」だけでは分けられません。
一方、happyは「うれしい」という様子を表す形容詞で、動詞ではありません。この文ではamが動詞となり、Iとhappyを結びつけます。amはbe動詞の一つです。「私はうれしい」と言うとき、I happy.だけでは基本的な英文の形が完成しません。
「ですがあるからam」と考える代わりに、「likeはすでに動詞」「happyは動詞ではない」と確かめましょう。日本語では似た終わり方でも、使う英単語の種類が違うのです。
be動詞を使う文と、一般動詞を使う文
be動詞は、ここでは「どんな人か」「どんな様子か」「どこにいるか」を伝えるときに使います。主語がIならamです。主語とは「誰・何について話すか」を表す部分で、次の文ではすべてIが主語です。
- I am a student. ― 私は生徒です。
- I am tired. ― 私は疲れています。
- I am at home. ― 私は家にいます。
a studentは「一人の生徒」、tiredは「疲れた」、at homeは「家に」というまとまりです。これらをIの後ろにそのまま置くのではなく、amを使って文にします。be動詞の後ろがいつも形容詞とは限らないことも、この三つからわかります。
一般動詞を使う文では、伝えたいことに合う動詞を選びます。
- I play tennis. ― 私はテニスをします。
- I read books. ― 私は本を読みます。
- I have a dog. ― 私は犬を飼っています。
- I like music. ― 私は音楽が好きです。
これらはふだんの行動や、今の好み・所有などを表す現在形です。現在形だからといって、すべて「たった今している動作」を表すわけではありません。例えばI play tennis.は、習慣としてテニスをすることを伝えられます。
ここで練習している基本形では、Iの後ろにplay、read、have、likeを置きます。I am play tennis.のように、amとそのままの一般動詞を重ねないようにしましょう。
書くときは「伝えること→英単語→文」の順番で
「私は音楽が好きです」を書く場面で、順番に考えてみます。
- 誰について話すかを決める。「私」なのでIを選ぶ。
- 何を伝えるかを短く言う。「音楽が好きだ」と整理する。
- 「好きだ」に合う動詞likeを選ぶ。
- I like music.と書き、文頭の大文字と最後のピリオドを確かめる。
この順番なら、日本語の「です」だけを見てamを足す必要はありません。likeが動詞として働いていることを確認できるからです。
次は「私は忙しいです」です。「忙しい」はbusyで、様子を表す形容詞です。busyを動詞のつもりでIのすぐ後ろに置くことはできません。「私がどんな様子か」を伝えるbe動詞の文にして、I am busy. ― 私は忙しいです。 と書きます。
さらに「私は英語の先生です」なら、an English teacher「英語の先生」を使って、I am an English teacher. です。「先生」は人を表す名詞であり、動詞ではありません。Iとan English teacherをamでつなぎます。英文を作る前に、使いたい語を「動詞かな、名前や様子を表す語かな」と見るのがポイントです。
単語の種類がわからないときは、教科書の例文や辞書を見てかまいません。辞書でlikeの「動詞」、happyの「形容詞」という表示を確かめ、短い例文とセットで読んでみましょう。日本語訳だけを見て判断するより、英文の形も確認できます。
間違えた文は、中心の動詞を探して直す
間違いを直すときは、すぐに正解を写す前に「動詞はどれか」を探します。次の例を見てください。
誤り:I am like English.
正しい:I like English. ― 私は英語が好きです。
likeがこの文の動詞なので、余分なamを取り除きます。likeを消してI am English.にすると、「私はイングランド人です」という別の内容になります。単語を一つ消せばよいという話ではなく、伝えたい意味を保って直すことが大切です。
誤り:I happy.
正しい:I am happy. ― 私はうれしいです。
今度は動詞が足りないため、amを加えます。happyを残すことで「うれしい」という内容を保ちます。
誤り:I am have a cat.
正しい:I have a cat. ― 私は猫を飼っています。
haveも一般動詞です。「飼っています」という日本語に引っ張られず、この文ではhaveを使うと考えましょう。日本語の「〜ています」が、いつも同じ英語の形になるわけではありません。
ノートには、好きなものを一つ、今の様子を一つ書いて比べてみてください。例えばI like soccer.「私はサッカーが好きです」とI am hungry.「私はおなかがすいています」です。likeとamに線を引けば、二つとも動詞があること、選んだ動詞は違うことが見えます。
この練習で扱うのは、ここまでの短い現在形の文です。英語のあらゆる文で「動詞らしい語は一つだけ」と決めつける必要はありません。今は、likeやplayをそのまま使う基本形に余分なamを付けないことを確かめましょう。
確認問題
- 「私は英語が好きです」になるように、正しい文を選びましょう。A:I am like English./B:I like English.
- 「私はうれしいです」になるように、空欄に一語を入れましょう。I ( ) happy.
- 「私はテニスをします」という意味を保って、誤りを直しましょう。I am play tennis.
解答・解説を開く
- B:I like English. likeが「好きだ」を表す動詞です。amを加える必要はありません。
- am。完成した文はI am happy.です。happyは様子を表す形容詞なので、この文にはbe動詞amが必要です。
- I play tennis. playが動詞です。余分なamを取り除くと、伝えたい内容に合う基本形になります。
今日の一歩は、I like…とI am…の文を一つずつ作り、動詞に丸を付けることです。「です」を見て選ぶ前に、何を伝える語なのかを確かめてみましょう。
