解説に出てくる「名詞・動詞・形容詞」って何?例文でわかる品詞

解説を読んでいると、「ここには名詞が入ります」「happyは形容詞です」といった言葉が出てきます。用語の意味がわからないと、せっかくの説明もつかみにくくなりますよね。

名詞・動詞・形容詞は、英単語を使い方によって分けた種類です。この種類を「品詞」と呼びます。まずは、student・play・happyという身近な語を、短い英文の中で比べてみましょう。

品詞名を言えることだけが目標ではありません。happyの前にamが必要なのはなぜか、bookの前のnewは何を説明しているのかがわかると、自分で英文を作ったり直したりするときにも使えます。

目次

名詞は、人や物などの名前を表す

student「生徒」、book「本」、dog「犬」、music「音楽」は名詞です。人や物の名前だけでなく、音楽のように形として手で持てないものも名詞になります。「触れるものだけ」と狭く覚えなくて大丈夫です。

例文の中で確認しましょう。

  • I am a student. ― 私は生徒です。
  • I have a book. ― 私は本を一冊持っています。
  • I like music. ― 私は音楽が好きです。

最初の文ではstudentが「どんな人か」を表し、二つ目ではbookが「何を持っているか」を表します。三つ目のmusicは「何が好きか」に当たります。同じ名詞でも、文の中で置かれる場所や役割は違います。

bookのように一冊、二冊と数えられる名詞もあれば、musicのようにこの使い方では一つ、二つと数えない名詞もあります。ここでは詳しい数え方まで覚える必要はありません。「名詞なら何でも前にaを付ける」という判断はしないで、a book、musicのような例をまとまりで確かめてください。

日本語訳に「は」があるかどうかでは、名詞の判定はできません。A dog is in the room. ― 犬が部屋にいます。 ではdogもroomも名詞ですが、roomは「部屋に」と訳されています。日本語の助詞ではなく、その語が何を表しているかを見るのです。

動詞は、行動や状態などを表す文の中心

play「する・演奏する」、read「読む」、like「好きだ」、have「持っている」などは動詞です。走ったり読んだりする行動だけでなく、好みや所有も表せます。

英文 動詞 日本語の意味
I play tennis. play 私はテニスをします。
I read books. read 私は本を読みます。
I like dogs. like 私は犬が好きです。
I have a bike. have 私は自転車を持っています。

「好きです」は動作に見えなくても、英語のlikeは動詞です。日本語の終わり方だけで「ですだからbe動詞」と考えず、使っている英単語の種類を確かめましょう。

am・is・areも動詞で、be動詞と呼ばれます。I am happy. ― 私はうれしいです。 ではamが動詞です。This book is new. ― この本は新しいです。 ではisが動詞です。英語の動詞は、playのような一般動詞だけではありません。

動詞は文によって形が変わることがあります。I play tennis.に対して、My sister plays tennis. ― 私の姉はテニスをします。 ではplaysとなります。sが付いても動詞であることは変わりません。「sがあるから複数の名詞」と決めず、文中でどんな働きをしているかを見ます。

まずは短い現在形の文で、am・is・are・play・likeなどを動詞として見つけてみましょう。文を作るときの中心になる語を意識できれば、用語が単なる暗記から使える手掛かりに変わります。

形容詞は、人や物の様子を説明する

happy「うれしい」、new「新しい」、big「大きい」、kind「親切な」などは形容詞です。人や物がどんな様子・性質なのかを説明します。

形容詞は、まず次の二つの場所で比べるとわかりやすくなります。

  • I have a new book. ― 私は新しい本を一冊持っています。
  • This book is new. ― この本は新しいです。

最初のnewは、すぐ後ろのbookを説明しています。「どんな本か」という問いへの答えが「新しい本」です。二つ目のnewは、be動詞isの後ろでThis bookの様子を説明しています。場所は変わっても、どちらも形容詞です。

My sister is kind. ― 私の姉は親切です。 のkindも形容詞です。姉がどんな人かを説明しています。この文の動詞はisです。日本語では「親切です」と一続きでも、英語ではisという動詞とkindという形容詞を分けて見ます。

誤り:I happy.
正しい:I am happy. ― 私はうれしいです。

happyは形容詞であり、この基本形では単独で文の動詞にはなれません。そのためamを使います。一方、I like music. ― 私は音楽が好きです。 はlikeがすでに動詞なので、amを足しません。品詞の区別は、余分なbe動詞や抜けたbe動詞を見つける助けになります。

「日本語で『〜い』なら全部形容詞」といった決め方も避けましょう。kindの訳は「親切な」ですが形容詞です。日本語の形ではなく、英語の例文と合わせて確認するのが確実です。

品詞と「主語」は、見ているものが違う

品詞と文の役割は、混ざりやすい二つの話です。My friends read books. ― 私の友達は本を読みます。 で比べてみます。

見るもの この文での答え
名詞はどれか friends、books
動詞はどれか read
主語はどのまとまりか My friends

「名詞」は単語の種類です。「主語」は文の中で「誰・何について話すか」という役割です。friendsもbooksも名詞ですが、主語のまとまりに入っているのはfriendsのほうです。booksは読む対象を表しています。

また、一つのつづりが、いつも同じ品詞で使われるとは限りません。例えばplayは、I play tennis. ― 私はテニスをします。 では動詞です。一方、This is a play. ― これは劇です。 ではplayが「劇」という名詞です。まだ全部覚える必要はありませんが、「語だけを見れば絶対に決まる」とは考えず、文の中で判断しましょう。

わからない語が出たら、次のように調べられます。

  1. その語を含む英文を一文読んで、何を伝えているか確かめる。
  2. 辞書の「名」「動」「形」など、品詞の表示を探す。
  3. 自分の文と似た例文を読み、意味と置かれ方を比べる。
  4. 語と品詞だけでなく、短い例文を一緒に残す。

例えばhappyなら「形容詞」とだけ書くより、I am happy.も添えます。newならa new bookとThis book is new.を並べると、名詞の前でもbe動詞の後ろでも使える様子が見えます。

英語にはほかの品詞もあります。Iやmyなどを無理に今回の三種類へ押し込む必要はありません。まずは解説でよく見る名詞・動詞・形容詞を、文の中で区別できれば十分です。

確認問題

太字の語が、この文では名詞・動詞・形容詞のどれか答えましょう。

  1. I am a student. ― 私は生徒です。
  2. I play tennis. ― 私はテニスをします。
  3. This book is new. ― この本は新しいです。
解答・解説を開く
  1. 名詞。studentは「生徒」という人の名前・種類を表します。この文の動詞はamです。
  2. 動詞。playはテニスを「する」という行動を表しています。この文では「劇」という名詞の使い方ではありません。
  3. 形容詞。newはThis bookが「新しい」という様子を説明しています。be動詞isと分けて見ましょう。

今日の練習は、教科書の短い一文から名詞・動詞・形容詞を探すことです。全部そろっている文を探す必要はありません。見つけた語がその文で何を表すのか、一言添えてみてください。

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