「私はテニスをします」と「私は今、テニスをしています」。似ていますが、前者は日ごろの習慣、後者は今進んでいる動作として伝えられます。英語でも、伝えたい場面に合わせて形を選びます。
ここでは I play tennis. と I am playing tennis. を比べます。まずは「いつものことを紹介しているのか」「今の様子を説明しているのか」を考え、その後に動詞の形を決めてみましょう。
同じテニスでも、伝えている場面が違う
友達に趣味を紹介するとき、「毎週日曜日にテニスをする」と言う場面を考えます。その瞬間にラケットを持っていなくても、ふだんしていることなら次のように言えます。
I play tennis every Sunday.
私は毎週日曜日にテニスをします。
playは現在形です。この例では、繰り返している習慣を表します。今まさにテニスの最中かどうかは、この文だけでは決まりません。
次は、コートでテニスをしている様子を説明する場面です。
I am playing tennis now.
私は今、テニスをしています。
am playingは現在進行形です。「be動詞+動詞のing形」で、今進んでいる動作を表せます。amだけでも、playingだけでも、この形は完成しません。
| 場面 | 英文 | 伝えていること |
|---|---|---|
| 趣味や習慣の紹介 | I play tennis. | ふだんテニスをする |
| 今の様子の説明 | I am playing tennis. | 今テニスをしている |
| 毎晩の行動 | I read a book every night. | 毎晩、本を読む |
| 今の行動 | I am reading a book now. | 今、本を読んでいる |
every Sundayやnowは場面を考える手掛かりです。ただし、nowという単語がないから進行形にできない、という決まりではありません。目の前の写真を見て「何をしている?」と説明するときにも、今進んでいる動作として進行形を使えます。
進行形はbe動詞とing形をセットで作る
主語がIならam、heやsheならis、youやwe、theyならareを使います。動作の部分をing形にして、その後ろに続けましょう。
She is reading a book.
彼女は本を読んでいます。
They are playing soccer.
彼らはサッカーをしています。
She is reading a book. では、sheに合うisと、readのing形readingを使っています。She reads a book every night.「彼女は毎晩、本を読みます」という習慣の文とは形が違います。
誤り:She reading a book.
正しい:She is reading a book.
上の誤文にはisがありません。「〜している」にしたいからreadingだけを使うのではなく、be動詞も必要だと確かめます。
誤り:They is playing soccer.
正しい:They are playing soccer.
こちらはbe動詞の選び間違いです。playingを直す前に、主語がtheyなのでareを選ぶ、と順番に確認しましょう。ing形に目が向くと、主語とbe動詞の組み合わせを見落としやすくなります。
ingの付け方も語によって少し変わります。play→playing、read→readingはそのまま付けます。make→makingは最後のeを取ってingを付け、run→runningはnを重ねます。知らない動詞まで見た目だけで作らず、まず教科書の形を確認してください。今日はplayingとreadingを使えれば、場面の違いを練習できます。
「習慣」と「今」を同じ動作で言い分ける
ノートを左右に分け、左に「いつものこと」、右に「今の様子」と書いてみましょう。同じ動作を両方で表すと、変える部分がわかります。
- play soccerやread a bookなど、知っている動作を一つ選ぶ。
- 左側に、every dayなどを使って習慣の文を書く。
- 右側に、am・is・areとing形を使って今の文を書く。
- 二つの文を読み、どんな場面の説明か日本語で確かめる。
たとえば「私たちは放課後、サッカーをする」と「私たちは今、サッカーをしている」を比べます。
We play soccer after school.
私たちは放課後、サッカーをします。
We are playing soccer now.
私たちは今、サッカーをしています。
一つ目は放課後の習慣を紹介している文です。二つ目は、今の動作を説明しています。after schoolは「放課後」、nowは「今」です。時間を表す言葉の意味を理解してから、文全体を見直します。
写真を使うなら、写っている人物に名前を付けて説明してもかまいません。ミナが本を読んでいる写真なら Mina is reading a book.。ただし、写真一枚だけから「ミナは毎晩読む」とまではわかりません。目の前の動作と、日ごろの習慣に必要な情報は違うからです。
反対に、友達が「毎日サッカーをする」と話しても、その友達が今サッカーをしているとは限りません。文を作るときも読むときも、形を機械的に変えるだけでなく、「何がわかっていて、何を伝えたいか」を考えます。
「今のこと」なら、何でもingにするわけではない
ここまで、playやreadという動作を比べました。ただし、現在形は習慣だけに使う形ではありません。好きなことや、知っていることなどの状態も表せます。
I like music.
私は音楽が好きです。
音楽が「今、好き」だとしても、基本の文では I like music. と言います。「今のことだから」という理由だけで、I am liking music. に置き換えないようにしましょう。likeは、この使い方では通常、進行形にしません。
I know her name.
私は彼女の名前を知っています。
日本語の「知っています」に「〜ています」があっても、ここではknowを使います。日本語の語尾だけを頼りにすると、英語の形を決めにくくなります。「一時的に進んでいる動作を表しているか」と、動詞の使い方の両方を確かめる必要があります。
今は難しい例外まで覚えるより、play、read、eatなどの動作を、習慣と進行中の場面で比べる練習をしましょう。「食べる」なら I eat breakfast at seven.「私は7時に朝食を食べます」と I am eating breakfast now.「私は今、朝食を食べています」が例です。
迷ったら、①何を伝える場面か、②使う動詞は何か、③進行形ならbe動詞とing形がそろっているか、の順に戻ります。一つの文ですべて判断しようとせず、場面と形を分けて確かめると、直す場所を選べます。
確認問題
- 「私はふだん、毎週日曜日にテニスをします」に合う方を選びましょう。I(play / am playing)tennis every Sunday.
- 「彼女は今、本を読んでいます」に合うように、readを適切な形にして空欄に入れましょう。She is( )a book now.
- 「私は音楽が好きです」という基本の文として適切な方を選びましょう。I(like / am liking)music.
解答・解説を開く
- play。完成形は I play tennis every Sunday. です。ここでは繰り返す習慣を伝えるので現在形を選びます。問題の日本語も判断の手掛かりです。
- reading。完成形は She is reading a book now. です。今進んでいる動作を「is+reading」で表しています。be動詞isはすでにあるので、もう一度加えません。
- like。完成形は I like music. です。「好き」という状態を表すこの用法のlikeは通常、進行形にしません。今の状態だからと、全部ing形にするわけではありません。
今日は同じ動作で「ふだんの一文」と「今の一文」を並べてみましょう。二つの場面を説明できたら、am・is・areとing形が必要な文を、意味から選ぶ練習になります。
