中1で英語が難しくなった?授業のあとに試したい復習の流れ

授業では先生の説明がわかったのに、家で教科書を開くと、どこから勉強すればよいかわからない。中学校の英語で、そんな戸惑いが出てくることがあります。小学校で聞いたことのある表現でも、自分で書くとなると迷うかもしれません。

授業のあとには、習った短い表現を一つ選び、意味を確かめ、自分の内容に替えて使ってみましょう。そして、止まったところを次の授業で聞ける形にします。全部のページを同じようにやり直す前に、一文でこの流れを試してみてください。

ここで扱うのは、その日に習った表現を家で使う方法です。中1英語全体の弱点を調べるテストではありません。今日の授業と、次の授業をつなぐ小さな復習です。

目次

最初の一文は「今日使った表現」から選ぶ

教科書、ノート、配られたプリントを開き、今日扱った短い英文に印を付けます。先生が繰り返した文、ペアで言った文、宿題に出た文などから一つ選べます。どれも難しければ、意味が少しでもわかる文から始めましょう。

たとえば、今日の授業でI like soccer.を使ったとします。「私はサッカーが好きです」という意味です。この一文を、次の三つで確認します。

  1. 英文を読んで、どんな内容か日本語で言う。
  2. 「誰」にあたるIと、「好きだ」にあたるlikeを見つける。
  3. soccerを何に替えられそうか考える。

最初からノート一ページを全部写し直さなくてもかまいません。授業の文を一つ選び、その文が何を伝えているかを自分で言えるところまで進めます。意味があいまいなら、ノートの説明や教科書の前後を見ます。

「今日は疑問文だった」という場合は、Do you like soccer?(あなたはサッカーが好きですか)を選べます。まだ習っていない三単現や過去形を、復習のために先へ進めて覚える必要はありません。今日扱った範囲で、質問する形なのか、答える形なのかまで確かめてみます。

宿題が指定されているなら、その条件を先に見てください。この方法は、必要な宿題を取り替えるものではありません。宿題の問題や例文一つを材料にして、同じ流れを使えます。

習った文を、自分の内容に一か所替える

I like soccer.を読めたら、自分が好きなものに替えてみましょう。音楽が好きならI like music.、犬が好きならI like dogs.です。soccerという内容だけを替え、I likeという形は使います。

授業の見本 家で作る文の例 自分の内容
I like soccer. I like music. 音楽が好き
I have a pen. I have a notebook. ノートを持っている
I can swim. I can cook. 料理ができる

canの文をまだ習っていなければ、最後の行は飛ばしてください。すべてを練習する表ではなく、その日に習った表現に近いものを選ぶための例です。

一か所替えるときも、意味を確かめます。I have a notebook.は「私はノートを持っています」。I like notebooks.なら「私はノートが好きです」です。単語を入れた結果、自分が伝えたい内容になったかを日本語で言ってみましょう。

形によっては、単語の前後も変わります。I have a pen.を「ペンを二本持っている」に替えるならI have two pens.です。aを残したままtwoを加えるのではなく、「一本」の形と「二本」の形を見比べます。迷った部分こそ、次に確認する材料になります。

自分のことを話したくない題材なら、文の形がわかる架空の人物の設定を使ってもよいでしょう。「例として、音楽が好きな人の文を作った」と区別しておけば、無理に本当の趣味を探す必要はありません。

見本を閉じて使い、止まった場所を残す

自分の文ができたら、いったん見本と書いた文を隠します。日本語の内容だけを手掛かりに、もう一度言うか書いてみてください。見るとわかる状態と、自分で使える状態を比べるための一回です。

「私は音楽が好きです」を書きたいのにI am like music.となったとします。この場合、likeのつづりだけを何度も書くより、見本と動詞のところを比べます。

誤り:I am like music.
正しい:I like music.(私は音楽が好きです。)

likeが「好きだ」を表す動詞なので、この文ではamを加えません。一方、I am happy.(私はうれしいです)ならamが必要です。日本語の最後に「です」があるかだけで決めず、授業の例文と比べます。

直したあと、また隠して同じ一文を書きます。「一度間違えたから全部やり直し」にせず、比べた点を使えるか確かめるためです。まだ迷うなら、無理に正解を出したことにせず、困ったところをメモします。

家で止まったところ 次の授業へ持っていくメモ
amを入れるか迷った I likeとI am happyの違いを確認したい
ペン二本に替えられない a penをtwo pensに替えるとき、aを消す理由を聞きたい
文は作れたが読めない語がある notebookの音を確認したい

メモは一つでかまいません。「英語が全部わからない」より、「この二つでamの使い方が違うのはなぜか」のほうが、教科書のどこに戻るかを決めやすくなります。

次の授業で確認するところまでを、復習にする

次の授業では、メモした点が説明されるか意識して聞きます。説明でわかったら、メモの横に短く書き足します。まだわからなければ、授業の質問の時間や授業後など、学校のやり方に合わせて先生に確認します。

たとえば「I like music.を作ったとき、amも必要だと思いました。I am happy.との違いをもう一度教えてください」と言えます。作った文を見せると、どこで迷っているかが伝わります。きれいな質問文を用意しなければ聞けない、ということではありません。ノートの二文を指して聞いても大丈夫です。

確認したら、家で作った文を一度見直します。説明を聞いて終わるのではなく、自分の一文に戻ることで「この説明はここに使う」とつなげられます。I like music.をもう一度書き、日本語の意味も確かめます。

一回の流れを、時間の目安と一緒に示すと次のようになります。時間は固定ではなく、宿題やその日の余裕に合わせて短くできます。

順番 すること 目安
1 今日の一文と意味を確かめる 2分
2 自分の内容に替える 3分
3 隠して使い、見本と比べる 3分
4 質問を一つ残す 2分

10分間で予定通りに進まなくても、時間を無理に延ばす必要はありません。「今日は見本を選べた」「次は入れ替えから」と区切れます。復習した日数だけでできるようになったかを決めず、自分の文がどう変わったかを見てください。

確認問題

  1. 今日の授業でI like soccer.を習いました。自分の内容を「私は音楽が好きです」に替えて、一文を書いてください。
  2. 「私はノートを一冊持っています」と伝える文を、I have a pen.を参考に書いてください。notebookを使います。
  3. 家でI am like music.と書き、見本にはI like music.とありました。次の授業で確認できる具体的な質問を一つ書いてください。
解答・解説を開く
  1. I like music. 好きなものをsoccerからmusicへ替えています。likeが文の動詞です。
  2. I have a notebook. a penをa notebookに替えます。ノートを持っているという内容になったかも確認します。
  3. 解答例:「I am happy.ではamがあるのに、I like music.ではamを入れないのはなぜですか」。自分の文と見本を見せ、迷った部分を特定できればよい質問になります。

授業のあと、まず一文を選び、自分の内容に替えてみましょう。できた一文と、まだ困る一か所があれば、次の授業で確かめる材料がそろいます。

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