初めての英語の定期テストでは、単語、教科書本文、ワーク、提出物が並び、何を先にするか迷いがちです。「毎日英語を頑張る」だけの計画では、その日に開くページが決まらず、始めるまでに時間がかかることもあります。
まず、試験範囲と提出物を確認し、使える時間の中に小さな練習を置いてみましょう。この記事では、テスト二週間前から前日までの十四日間を、具体例で示します。
範囲や出題形式、提出期限は学校によって違います。下の表をそのまま守ることより、自分の範囲表に合わせてページや時間を入れ替えることが大切です。二週間あれば必ず間に合う、という意味ではありません。
最初の日は、範囲・提出物・時間を一枚にする
始めに、学校から出た範囲表、教科書、ワークをそろえます。範囲表がまだ出ていない場合は、授業で扱った範囲を仮に書き、発表されたら直してください。友達の予想だけで確定しないようにします。
一枚の紙には、次の三つを書きます。
- 試験範囲:教科書のページ、文法、単語、リスニングなど。
- 提出物:ワークのページ、丸付けなどの条件、提出日。
- 使える時間:部活や他教科の勉強を含めた、その日の余裕。
「ワーク十二ページ」と書くだけでなく、すでに終わったページと、まだ手を付けていないページを分けます。解いたが答えを写して終えたページも、できた扱いにまとめず、解き直す候補として印を付けます。
時間は、実際の予定から見積もります。平日は英語に20分、休日は30分というように仮に決め、部活の帰宅が遅い日は10分へ減らせます。他教科の時間を全部英語へ移す計画にはしないでください。
提出日がテスト日より早い場合は、提出準備を前へ移します。下の例では「提出はテスト当日」と仮定しています。自分の締切を先に確かめることが、日程を組む出発点です。
十四日間の例を、自分のページに置き換える
例の試験範囲は、教科書の二つの単元、単語二十四語、未着手のワーク十二ページです。単語はA・Bの十二語ずつ、ワークは三ページずつに分けます。Aは前半の単元、Bは後半の単元とします。実際のページ番号を自分の教材へ書き込んでください。
| 日 | 中心にすること | 終わったときに残すもの |
|---|---|---|
| 1日目・14日前 | 範囲と提出条件を確認し、残りを分ける | 自分用のページ一覧 |
| 2日目・13日前 | 単語Aの意味・音・つづりを確認 | 隠すと出ない語の印 |
| 3日目・12日前 | ワーク1〜3ページを解き、丸付け | 解説を確かめる問題 |
| 4日目・11日前 | ワーク4〜6ページを解き、丸付け | 解き直す問題一、二問 |
| 5日目・10日前 | 単元Aの短い本文を理解し、音読 | 止まった文と語 |
| 6日目・9日前 | 単語Bを確認し、単語Aの印も再確認 | 後で確認する語 |
| 7日目・8日前 | ワーク7〜9ページ。遅れがあれば量を調整 | 残りページの更新 |
| 8日目・7日前 | ワーク10〜12ページを解き、丸付け | 提出範囲の未完了箇所 |
| 9日目・6日前 | 単語A・Bを隠して確認 | 今日出なかった語 |
| 10日目・5日前 | 単元Bの短い本文と授業の例文を確認 | 意味や形で迷う箇所 |
| 11日目・4日前 | 範囲から少数の問題を混ぜて解く | 自分で解けない問題 |
| 12日目・3日前 | 11日目の問題を解き直す。残りの調整 | 解決しない質問一つ |
| 13日目・2日前 | 提出物と範囲の抜けを確認 | 提出できる状態の教材 |
| 14日目・前日 | 印のある語と例文を少量確認 | 当日の持ち物の準備 |
この例では、初めて解くワークを前半に置き、後半に解き直しを残しています。三ページに長い問題が多く、予定時間で終わらない場合は、一回一、二ページへ減らして他の日に配分し直します。ページ数だけで負担が同じとは考えないようにします。
一日の中では、確認と自分で解く時間を分ける
20分の日なら、最初の3分で前の印を一つ確認し、次の12分でその日の中心課題を行い、最後の5分で丸付けと次の場所を残す、という使い方ができます。新しい問題を解くだけで時間を使い切らず、答えを確かめる時間も含めます。
単語なら、見本を読む→意味を隠して答える→英語を隠して書く→正しい形と比べる、を数語ずつ行います。二十四語を同じ回数だけ書くことより、何が出なかったかを見つけることが、次の練習につながります。
本文なら、まず誰が何をする話か確かめ、授業で扱った短い文を音読します。そのあと、I like soccer.をI like music.へ替えるなど、習った表現を使ってみます。本文を丸ごと暗記すればどんな問題にも答えられる、という前提にはしません。
ワークの誤りは、一問を選び、解説を読んでから答えを隠して解き直します。たとえばDo you like music?のDoで迷ったなら、likeを使うyouの質問だと確かめます。次にDo you like tennis?も作れるか試すと、同じ考え方を使えたかが見えます。
リスニングが範囲にあるなら、教科書や学校指定の音声を計画の本文の日に組み込みます。「どこで」「何時に」など目的を一つ決めて聞き、答えを確認します。利用できる音声や試験形式は、学校で示されたものを先に確かめてください。
遅れたら、残り全部を翌日に足さない
計画通りに進まなかった日は、「昨日の分を全部明日に追加」とすると、一日の量が膨らみます。まず、終わっていない作業を具体的に書きます。「英語が遅れた」ではなく、「ワーク二ページ、丸付け一ページ」と分けましょう。
次に、提出期限があるもの、今できずに止まっているもの、すでにできる内容の追加練習を分けます。締切のある提出物を仕上げる時間を確保しながら、すでにできる問題の反復を減らして、必要な解き直しへ回す選び方があります。
たとえば七日目の開始時点で、前回分のワークが二ページ残っていたなら、その日は残り二ページと新しい一ページにして、八日目以降の量を更新します。十二日目の調整時間も使えます。それでも提出に間に合わない見通しなら、早めに先生へ未完了の範囲を伝え、進め方を相談します。
計画の表には「予定」と「実際」を分け、終わらなかったところだけを次へ移します。できたページまで毎日やり直す必要はありません。予定を直すことは、計画を捨てることではなく、残りの時間で行う内容を決め直す作業です。
前日は、新しい問題集を最初から増やすより、今までの印を少量確認し、提出物や筆記用具を準備します。睡眠時間を削って表を埋めることを目標にせず、翌日に問題を読める状態を整えましょう。
確認問題
- テスト勉強の計画前に確認する三つは何ですか。「試験範囲」のほか二つを書いてください。
- 自分の学校ではワークの提出がテスト三日前です。上の表の「二日前に提出物を確認」は、そのままでよいですか。どう変えるか書いてください。
- 今日の予定からワーク二ページが残りました。翌日に全部上乗せする以外の調整例を一つ書いてください。
解答・解説を開く
- 提出物とその期限・条件、使える時間です。実際に終わっているページも確認して、残りの量を見積もります。
- 解答例:提出に間に合うよう、確認と未完了部分の仕上げを三日前より前へ移す。例の締切は仮なので、自分の学校の指定を優先します。
- 解答例:残り二ページを具体的に記録し、翌日の新しい問題を減らして配分し直す。調整日も使い、締切に間に合うか見直します。予定が足りなければ早めに相談します。
今日することは、十四日分をきれいに埋めることより、範囲と残りを確かめることです。そのうえで、明日開くページと、終わりに何を確かめるかを一つ決めてみましょう。
