会話や文章で同じ名詞を何度も繰り返すと、英語は不自然に聞こえることがあります。そこで使えるのが、すでに話題に出た数えられる名詞の代わりになる one と ones です。I need a new pen. の pen を繰り返さず、I need a new one. と言えます。ただし、単数なら one、複数なら ones を選び、数えられない名詞には原則使いません。この記事では、何を置き換えているかをたどる方法から、修飾語を付ける形まで順に説明します。
基本ルール
one は、前に出た数えられる単数名詞の代わりです。This pencil is short. I need a longer one. では、one が pencil を指します。「この鉛筆は短いので、もっと長いものが必要です」という意味です。大切なのは、数が一つであることと、聞き手が何のことか文脈からわかることです。
ones は、数えられる複数名詞の代わりです。These apples are small. Please choose the bigger ones. は「これらのりんごは小さいので、もっと大きいものを選んでください」です。置き換える名詞が apples なので、複数の ones にします。単数か複数かは、直前の形容詞ではなく、置き換える名詞の数で決めます。
one と ones は、同じ種類の人や物の中から別のものを指すときによく使います。my old bag に対して a new one と言えば、別の新しいかばんです。一方、まったく同じ物を指す代名詞には it や them を使います。I found my bag. It was under the desk. の It は、見つけたそのかばん自体を指しています。
作り方・使い方
まず、繰り返しを避けたい名詞を見つけます。次に、その名詞が数えられるかを確認します。そして一つなら one、二つ以上なら ones を置きます。I have a black cap, but I want a white cap. なら、二回目の cap を one にして I have a black cap, but I want a white one. とできます。
one や ones の前には、違いを示す形容詞を置けます。the red one は「その赤いもの」、small ones は「小さいものたち」です。どれかが特定されているなら the を使い、不特定の一つなら a を使うことがあります。Do you have a larger one? は「もっと大きいものはありますか」で、まだどれか一つに決まっていません。
指示語とも組み合わせられます。単数では this one、that one、複数では these ones、those ones という形が可能です。ただし、日常的には these や those だけで名詞の代わりになることも多く、these shoes と別の靴を比べるなら I prefer those. と簡潔に言えます。初学者は、形容詞を伴う the blue ones から練習すると役割をつかみやすいでしょう。
数えられない名詞は、ふつう one や ones で置き換えません。たとえば water や information は一個、二個と直接数えない名詞です。「冷たい水が欲しい」なら I want cold water. と言い、a cold one とはしません。ただし a glass of water の glass を置き換えるなら a cold one が文脈上使えます。
例文
My pen is broken, so I need a new one. は「私のペンは壊れているので、新しいものが必要です」です。one は単数の pen を受けています。it にすると壊れた同じペンを必要としている意味になり、文脈に合いません。新しい別のペンを指すため one が適切です。
I do not want these cookies; I want the ones on that plate. は「私はこのクッキーではなく、あの皿の上にあるものが欲しいです」です。ones は複数の cookies を置き換え、on that plate がどのクッキーかを説明しています。日本語では「もの」を省略できても、英語では the on that plate とは言えないため、中心となる ones が必要です。
This question is easy, but the next one is difficult. は「この問題は簡単ですが、次の問題は難しいです」です。the next one の one は question です。next がどの問題かを限定し、the が付いています。複数なら The next ones are difficult. として、「次のいくつかは難しい」と表せます。
Which shoes do you like, the white ones or the brown ones? は「白い靴と茶色い靴のどちらが好きですか」です。shoes が複数なので、両方とも ones です。色を表す white と brown だけでは名詞の働きをしないため、ones を続けます。
よくある間違い
誤りの I like the blue shoes, not the black one. は、置き換える shoes が複数なのに one を使っています。正しくは I like the blue shoes, not the black ones. です。目の前に一足、つまり左右二つを一組として扱う場合でも、語として shoes が複数形なら ones を選びます。
I need new one. も通常は不完全です。不特定の新しい一つなら I need a new one. と冠詞 a を付けます。特定のものなら I need the new one. です。one は数えられる単数名詞の代わりなので、元の名詞に必要だった冠詞の考え方も引き継ぎます。
This soup is hot, so I want a cold one. は、one が何を指すかによって注意が必要です。soup をそのまま置き換えるなら、数えられないため不自然で、I want some cold soup. が基本です。店で一杯のスープを一商品として数える文脈なら one が使われることもありますが、まずは数えられる名詞だけに使うと安全です。
確認問題
My umbrella is old, so I want a new umbrella.の二回目のumbrellaを、繰り返しを避ける語に直してください。These boxes are heavy, but those box are light.の後半で、boxesの代わりになる正しい語を使って文を直してください。- 「青いシャツではなく、白いシャツが欲しいです」を、
oneを使って英語にしてください。
解答
My umbrella is old, so I want a new one.です。置き換えるumbrellaは数えられる単数名詞なのでoneを使います。These boxes are heavy, but those ones are light.または自然なThese boxes are heavy, but those are light.です。複数のboxesを明示的に置き換えるならonesになります。I want the white one, not the blue one.です。どちらのoneも単数のshirtを指し、色で特定しているためtheを付けます。
まとめ
one は数えられる単数名詞、ones は数えられる複数名詞の繰り返しを避ける語です。同じ物そのものを指す it・them とは区別し、同じ種類の別の物を示す場面で使います。形容詞や the を伴う the red one、the small ones の形を覚え、必ず元の名詞に戻って単数・複数を確認すれば、選び間違いを防げます。
