規則動詞の過去形は、基本的に原形へ -ed を付けて作ります。しかし、live → lived や study → studied のようにつづりを調整する場合があり、付けた -ed の発音も一種類ではありません。つづりと発音を別々の暗記項目にせず、「原形の最後がどの文字・音か」を見ると整理できます。この記事では、書くときの四つの型と、読むときの /t/、/d/、/ɪd/ の三つの型を初学者向けにまとめます。
基本ルール
多くの動詞には-edを付ける
もっとも基本的な形は、原形にそのまま -ed を加えるものです。work → worked、play → played、want → wanted となります。過去形は主語に左右されないため、I played でも she played でも形は同じです。ただし、目で見える語尾が同じ -ed でも、発音は前の音によって変わります。
語尾に応じてつづりを調整する
e で終わる動詞は -d だけを付けて use → used とします。子音字 + y で終わる動詞は y を i に変えて -ed を付け、carry → carried です。短い母音 + 子音字で終わる一音節の動詞などは最後の子音字を重ね、stop → stopped とします。
発音は最後の音で決まる
-ed の発音は、つづりの最後の文字ではなく、原形の最後の音を手掛かりにします。無声音の後では多くが /t/、有声音の後では多くが /d/ です。ただし、原形が /t/ または /d/ の音で終わるときは一音節を加えて /ɪd/ と読みます。どの型でも過去を表す働きは同じです。
作り方・使い方
つづりの基本四型を確認する
第一はそのまま -ed の looked、第二は語尾 e に -d の loved、第三は子音字 + y を -ied にする tried、第四は最後の子音字を重ねる planned です。母音字 + y の play は played で、plaied にはしません。
子音字を重ねる条件を見る
stop → stopped、plan → planned のように、短い母音の直後に一つの子音字が来る短い動詞では、その子音字を重ねることがあります。一方、open → opened や visit → visited では通常重ねません。長い語ではアクセントも関係します。また、末尾が w、x、y の場合は重ねず、snow → snowed、fix → fixed、play → played とします。迷う形は辞書で確認するのが確実です。
/t/と/d/を聞き分ける
looked、washed、laughed など、原形が声帯を震わせない音で終わる場合、-ed は主に /t/ と発音します。played、cleaned、called など、声を伴う音や母音で終わる場合は主に /d/ です。喉に軽く手を当て、最後の音で振動するか試す方法もあります。
/ɪd/では音節が一つ増える
want は /t/、need は /d/ で終わるため、過去形 wanted と needed の -ed は /ɪd/ と読みます。want-ed のように音節が一つ増えます。それ以外の多くの -ed は独立した「エド」という音節にはなりません。
書く確認と読む確認を分ける
練習では、まず原形から正しいつづりを作り、その後で原形の最後の音を声に出して発音型を選びます。たとえば dance → danced は語尾の e を残して d を足すつづりですが、発音は最後の /s/ に合わせた /t/ 型です。文字の規則と音の規則を一度に混ぜず、二段階で確認すると判断が安定します。
例文
We watched a movie last night.(私たちは昨夜映画を見ました。)watch にはそのまま -ed を付け、最後は無声音なので -ed を /t/ と発音します。
She lived in Nagoya last year.(彼女は昨年名古屋に住んでいました。)live は e で終わるため -d だけを付けます。最後の音は /d/ 型です。
Ken studied math after dinner.(ケンは夕食後に数学を勉強しました。)study は子音字 + y なので、y を i に変えて studied とします。
The bus stopped near the station.(そのバスは駅の近くで止まりました。)stop は最後の p を重ねて stopped となり、-ed は /t/ 型です。
I needed a new notebook.(私は新しいノートが必要でした。)need が /d/ で終わるため、needed の語尾は /ɪd/ と発音します。
They played music at the party.(彼らはパーティーで音楽を演奏しました。)母音字 + y なのでつづりは played、発音は /d/ 型です。
よくある間違い
eで終わる語に-edを重ねる
She liveed in Tokyo. は誤りで、She lived in Tokyo.(彼女は東京に住んでいました。)が正しい文です。原形 live にすでに e があるため、追加する文字は d だけです。
母音字+yまで-iedにする
誤りは We plaied tennis.、訂正は We played tennis.(私たちはテニスをしました。)です。play の y の前は母音字 a なので、y を変えずに -ed を付けます。study のような子音字 + y と区別します。
子音字を重ね忘れる
The car stoped suddenly. は誤りです。正しくは The car stopped suddenly.(車は突然止まりました。)です。stop は短い母音 + 子音字で終わる短い動詞なので、最後の p を重ねてから -ed を付けます。
すべての-edを「イド」と読む
looked を「ルックイド」のように余分な音節を加えるのは基本の発音と異なります。looked は /t/ 型、played は /d/ 型、wanted は /ɪd/ 型です。/ɪd/ になるのは原形が /t/ または /d/ で終わる場合だと確認します。
確認問題
つづりと発音の両方に注目して答えてください。
- study の過去形を正しく書いてください。
- stop の過去形を使い、「バスはここで止まりました」を英語にしてください。
- played、looked、needed の
-edを、/t/、/d/、/ɪd/に分類してください。
解答
原形の最後の文字と音を分けて確認します。
studiedです。子音字 +yなので、yをiに変えて-edを付けます。The bus stopped here.です。短い母音の後ろのpを重ねてstoppedとします。playedは/d/、lookedは/t/、neededは/ɪd/です。neededだけ音節が一つ増えます。
まとめ
規則動詞の過去形は基本的に -ed を付けますが、語尾 e、子音字 + y、短い母音 + 子音字などに応じてつづりを調整します。発音は原形の最後の音によって /t/、/d/、/ɪd/ の三つに分かれます。文字を見て終わりにせず、原形と過去形を声に出し、つづりの型と音の型を別々に確認すると定着しやすくなります。
