can と be able to は、どちらも「〜することができる」と訳せる表現です。現在の能力を話す場面ではどちらも使えることが多い一方、形の作り方と使える時制には違いがあります。特に will can のように助動詞を二つ続ける誤りを避けるには、be able to の仕組みを知ることが大切です。この記事では、共通点を確認してから、現在、過去、未来で適切な形を選ぶ方法を整理します。
基本ルール
can は助動詞で、後ろに動詞の原形を置きます。My brother can read this map. は「弟はこの地図を読めます」です。主語が変わっても can は変化せず、後ろも必ず原形です。否定は cannot、疑問は Can + 主語 + 原形 ...? で作ります。
be able to では、be 動詞を主語と時制に合わせて変え、able to の後ろへ動詞の原形を置きます。現在なら I am able to swim.、She is able to swim.、They are able to swim. のようになります。able は「能力がある状態」を表す形容詞なので、前に be 動詞が必要です。
現在の一般的な能力では、I can speak French. と I am able to speak French. のどちらも文法的に可能です。日常会話では短い can のほうが普通で自然なことが多く、be able to は能力をやや強く意識させたり、必要な文法形式に合わせたりするときに使われます。二つを常に完全に別の意味だと考える必要はありません。
重要な違いは、can には通常の不定詞形や未来形がなく、別の助動詞の直後へ置けないことです。「明日は使えるようになるでしょう」なら You will be able to use it tomorrow. とします。will の後ろでは be が原形になり、able to use が続きます。
過去の一般的な能力には could または was / were able to が使えます。When I was ten, I could swim well. は「10歳のとき、私は上手に泳げました」です。特定の一度の難しい行動を実際に成し遂げたことには、was / were able to が結果を明確にしやすいという違いもあります。ただしこの記事では、まず時制に合わせて形を変えられる点を中心に覚えましょう。
作り方・使い方
現在の能力を簡潔に伝えるなら、まず 主語 + can + 動詞の原形 を選べます。「アキは速く走れます」は Aki can run fast. です。同じ内容を be able to で表すなら、主語 Aki に合わせて is を選び、Aki is able to run fast. とします。
過去に形を移すときは、be 動詞を was または were にします。We were able to enter the museum. は「私たちはその博物館に入ることができました」です。主語が単数なら She was able to enter です。to の後ろの enter は時制に合わせて変えず、原形のままにします。
未来なら will be able to + 動詞の原形 を使います。You will be able to use the library tomorrow. は「あなたは明日その図書館を利用できるでしょう」です。will の後ろは原形なので be、to の後ろも原形なので use となります。二つの原形の位置を分けて確認するとよいでしょう。
否定文では、can なら cannot、be able to なら be 動詞の後ろに not を置きます。She cannot join us. と She is not able to join us. は、どちらも「彼女は私たちに加われません」です。未来なら She will not be able to join us. です。
選び方の手順は簡単です。まず伝えたい時制を決めます。次に、will など別の助動詞がすでに必要かを見ます。現在の簡潔な能力なら can、時制変化や別の助動詞の後ろが必要なら be able to を選ぶと、基本問題に対応できます。
例文
My brother can read this map. は「弟はこの地図を読むことができます」です。現在の能力を日常的に伝えるため、簡潔な can read が自然です。reads にはしません。
My brother is able to read this map. も同じく「弟はこの地図を読むことができます」です。文法的に正しいものの、普通の会話では前の can の文のほうが簡潔です。つまり、現在形では両方が使える場合があります。
You will be able to use the library tomorrow. は「あなたは明日その図書館を利用できるでしょう」です。未来を示す will があるので、さらに助動詞 can を続けず、原形 be を使います。
Emi was able to finish the puzzle. は「エミはそのパズルを完成させることができました」です。過去の特定の場面で、実際に完成できた結果を表しています。be 動詞を主語と過去に合わせて was にしています。
Will we be able to see the stars tonight? は「今夜、私たちは星を見ることができるでしょうか」です。疑問文では will を主語の前へ出し、その後ろに be able to see を続けます。
よくある間違い
誤りの She will can swim soon. は、助動詞 will と can を続けています。英語ではこの二つをそのまま並べられません。正しくは She will be able to swim soon. です。will の直後には原形 be を置きます。
誤りの He is able play tennis. は、able と動詞の間の to が抜けています。正しくは He is able to play tennis. です。まとまりを be able to + 原形 として覚えます。
誤りの They was able to come. は、複数主語 They と was が一致していません。正しくは They were able to come. です。後ろの come は原形のままです。
I am able to open the door. は文法的に正しく、「私はそのドアを開けることができます」と言えます。ただし、日常の単純な能力を短く答える場面では I can open the door. のほうが自然なことがあります。これは誤文ではなく、場面に応じた簡潔さの違いです。
確認問題
- 「マイはこの漢字を読めます」を、簡潔な現在の能力として
canを使い英文にしてください。 He will can drive next year.を正しい未来の文に直してください。- 「私たちは昨日、その部屋に入ることができました」を
were able toを使って英文にしてください。
解答
Mai can read this kanji.です。現在の能力なのでcan + 動詞の原形を使えます。He will be able to drive next year.です。willの後ろに助動詞canは置けないため、be able toを使います。We were able to enter the room yesterday.です。複数主語と過去に合わせてbe動詞をwereにします。
まとめ
can と be able to は、現在の能力ではどちらも使えることが多い表現です。can は can + 原形 で簡潔に能力や可能性を伝えます。be able to は be 動詞を主語と時制に合わせ、後ろを to + 原形 にします。特に未来では will be able to とし、will can にはしません。過去は was / were able to にできるため、時制の幅が必要なときに役立ちます。まず時制と、すでに別の助動詞があるかを確認してから、形に合う表現を選びましょう。
