相手に質問したいとき、what・who・where・when・howのどれから始めればよいか迷うことがあります。つづりが少し似ていても、それぞれが求めている情報は違います。
選ぶ出発点は、「相手に何を答えてほしいか」です。物の名前ならwhat、人ならwho、場所ならwhere、時ならwhen、方法や様子ならhowを考えます。
これらを疑問詞と呼びます。用語を先に暗記するより、短い質問と答えを一組で読んでみましょう。この記事では、五つの基本の使い方と、質問を文にする手順を練習します。
まず、答えとして欲しい情報を決める
同じ物や人についても、何を知りたいかによって質問が変わります。例えば、かばんについて「何か」を知りたいのか、「どこにあるか」を知りたいのかは別の質問です。
| 欲しい情報 | 疑問詞 | 質問と答えの例 |
|---|---|---|
| 何という物か | what | What is this? — It is a bag. |
| 誰か | who | Who is she? — She is Yui. |
| どこか | where | Where is the bag? — It is on the desk. |
| いつか | when | When is your birthday? — It is in May. |
| どんな様子か | how | How are you? — I'm fine. |
順に、「これは何ですか。―かばんです」「彼女は誰ですか。―ユイです」「かばんはどこですか。―机の上です」「誕生日はいつですか。―5月です」「元気ですか。―元気です」という意味です。
先に欲しい情報を短い日本語で書いてみると、選択しやすくなります。「場所を知りたい」と決まれば、whereが候補です。英語の先頭を選んだ後で、相手に何を聞いたのかわからなくならないようにしましょう。
疑問詞を使う質問は、基本的にはYes・No以外の情報を求めています。Where is the bag?にYes.だけでは、場所が伝わりません。質問に合う種類の情報で答えるところまで、セットで考えるのがポイントです。
what・who・whereを、答えの中身で比べる
What is this? ― これは何ですか。 は、目の前の物の名前などを知りたい質問です。本ならIt is a book. ― それは本です。 と答えられます。
Who is that? ― あの人は誰ですか。 は、人の名前や、誰に当たる人かを知りたい質問です。That is Ken. ― あの人はケンです。 と名前を答えたり、That is my brother. ― あの人は私の兄です。 と関係を答えたりできます。人について聞いていても、知りたい内容によって答え方は一つに限りません。
Where is Ken? ― ケンはどこですか。 は、ケンの名前ではなく場所を尋ねています。He is at school. ― 彼は学校にいます。 と答えます。質問の中にすでにKenという名前があっても、それだけでwhoを選ぶのではありません。
この違いは、次のように空欄に入れたい答えを考えると見えます。
- 「これは(本)です」の、物の名前を知りたい。→ What is this?
- 「あの人は(ケン)です」の、誰かを知りたい。→ Who is that?
- 「ケンは(学校)にいます」の、場所を知りたい。→ Where is Ken?
質問文に人の語が含まれているかどうかより、何がまだわかっていないかを見ましょう。whereは人にも物にも使えます。Where is my book?「私の本はどこですか」のように、探し物の場所も尋ねられます。
whenは時、howは方法や様子を聞く
When is your birthday? ― あなたの誕生日はいつですか。 は、時についての質問です。It is in May. ― 5月です。 と月を答えることも、It is on May 10. ― 5月10日です。 と日付まで答えることもできます。whenの答えが、いつでも時刻だけになるわけではありません。
質問されたときは、相手がどのくらい詳しい時を知りたいのか、会話の流れも見ます。月を答えてから日にちを聞かれたら、そこを追加できます。一つの疑問詞に、答えの語を一つだけ固定しなくて大丈夫です。
howは方法を聞くことができます。How do you go to school? ― あなたはどうやって学校へ行きますか。 なら、行き方を知りたい質問です。
I go to school by bus. ― 私はバスで学校へ行きます。
このby busは「バスで」という交通手段を表します。短い会話ならBy bus.「バスで」と答えることもできます。ここでSchool.「学校」とだけ答えると、行き先は言えても、どうやって行くのかは伝わりません。
howは様子を聞くときにも使います。How are you? ― 元気ですか。/調子はどうですか。 は、相手の調子を尋ねる表現です。I'm fine. ― 元気です。 のほか、実際の様子に合わせてI'm tired. ― 疲れています。 とも答えられます。
「howは全部『どうやって』」とだけ訳すと、How are you?が不自然になります。方法を知りたいのか、様子を知りたいのかを、後ろの文と一緒に読んでください。
疑問詞を選んだら、後ろの文の形も整える
疑問詞が決まっても、残りの語を好きな順番で並べるわけではありません。まずは、このページに出てきた短い質問の型を使ってみましょう。
be動詞の基本の質問では、疑問詞+be動詞+主語という順番が使われます。例えばMy book is on the desk.「私の本は机の上にあります」の場所を聞くなら、Where is my book? ― 私の本はどこですか。 です。
誤り:Where my book is?
正しい:Where is my book? ― 私の本はどこですか。
この記事のように直接尋ねる基本の質問では、isを主語my bookの前に置きます。
一般動詞の現在形でyouを主語にするなら、Do you…?の形も使います。What do you like? ― あなたは何が好きですか。 では、whatで好きな対象を尋ね、後ろはdo you likeの順番です。I like cats. ― 私は猫が好きです。 と答えられます。
自分で質問を作るときは、次の手順を試してください。
- 知りたい情報を「物・人・場所・時・方法や様子」から考える。
- what・who・where・when・howを選ぶ。
- 教科書やこの記事の、内容に近い質問の型を選ぶ。
- 人や物の部分を替え、答える人に意味が伝わる一文にする。
- 自分でも答えの例を一つ書き、欲しい情報を聞けているか確認する。
whoがそのまま「誰が」という主語になる質問など、疑問詞の後ろの並びが異なる形もあります。「どんな質問も同じ型へ入る」と決めつけず、まず今回のWho is she?やWhere is the bag?を一つずつ使えるようにしましょう。
確認問題
答えの内容と日本語の手掛かりを見て、what・who・where・when・howから選びましょう。文頭は大文字にします。
- 物の名前を知りたい質問です。( ) is this? — It is a book.
- ケンのいる場所を知りたい質問です。( ) is Ken? — He is at school.
- 学校への行き方を知りたい質問です。( ) do you go to school? — I go to school by bus.
解答・解説を開く
- What。What is this?は「これは何ですか」。答えのa bookは物の名前です。
- Where。Where is Ken?は「ケンはどこですか」。知りたいのは人の名前ではなく、at schoolという場所です。
- How。How do you go to school?は「どうやって学校へ行きますか」。by busという方法・交通手段を求めています。
今日の一歩は、身近な人に聞きたいことを一つ決め、質問と答えの例を一組書くことです。答えを考えたときに、知りたかった情報が入っているか確かめてみましょう。
