英語の基本語順はどう並べる

知っている英単語を日本語の順番のまま並べても、英語の文にはならないことがあります。日本語は助詞によって「誰が」「何を」を示しやすいのに対し、英語は単語を置く位置が役割を伝えます。そのため、単語の意味を覚えるだけでなく、主語、動詞、目的語をどの順に置くかを知ることが大切です。この記事では、英語の最小の骨組みから始め、場所や時を加えた文まで、迷わず並べる手順を説明します。

目次

基本ルール

英語の基本の肯定平叙文は「主語+動詞」を中心に作ります。主語は「誰が」「何が」、動詞は「どうする」「どのような状態だ」に当たります。Birds fly. なら、主語の Birds の後に動詞の fly を置き、「鳥は飛びます」という文になります。日本語では「鳥は」が先でも後でも意味を推測できる場合がありますが、英語の基本形ではまず主語を示し、その直後に文の中心となる動詞を置きます。

動作の対象である「何を」が必要な動詞では、動詞の後ろに目的語を置きます。I study English. は「主語 I+動詞 study+目的語 English」です。I English study. のように目的語を動詞より前へ置くと、英語の基本語順に合いません。like music、read books、play tennis のように、動詞とその対象を一続きで覚えると並べやすくなります。

場所や時を表す語句は、基本の骨組みを作った後ろに加えられます。We eat lunch in the classroom. では、We eat lunch が「誰が・どうする・何を」という骨組みで、in the classroom が場所です。My brother plays baseball after school. では after school が時を表します。場所と時を両方置く基本的な並べ方は「場所+時」で、We practice soccer in the park on Sundays. のようにできます。

ただし、すべての英文が必ず主語から始まるわけではありません。時や場所を強調して Every morning, I walk to school. のように追加情報を文頭へ置くことがあります。また、疑問文は Do you play tennis?、命令文は Open the door. のように別の語順になります。この記事では、まず語順の土台となる基本の肯定平叙文を扱います。

作り方・使い方

英文を作るときは、日本語を一語ずつ先頭から訳すのではなく、最初に文の役割を分けます。「私の兄は放課後に野球をします」なら、「誰が」は私の兄、「どうする」はします、「何を」は野球、「いつ」は放課後です。これを英語の箱へ入れると、My brother、plays、baseball、after school の順になり、My brother plays baseball after school. が完成します。

最初に主語と動詞だけを声に出して確認する方法も有効です。My brother plays までで文の中心が見えたら、必要に応じて目的語の baseball を足し、最後に時の after school を足します。一度に長い文を作ろうとせず、「骨組み、対象、追加情報」の順に広げると、動詞を置く位置がずれません。

be動詞を使う文でも、基本の肯定平叙文では主語の直後に動詞を置く考え方は同じです。Ken is busy today. は主語 Ken、動詞 is、主語の状態を説明する busy、時を表す today の順です。Ken busy is today. とはしません。一般動詞の文かbe動詞の文かを決めたうえで、基本形では「主語のすぐ後ろに動詞」と考えます。

文を見直すときは、各部分へ印を付けるつもりで「主語はどこか」「基本形なら主語の直後に動詞があるか」「動作の対象は動詞の後ろか」「場所や時は骨組みの後ろか」と問いかけます。単語が一つ余ったように感じたら、日本語の順番へ無理に戻さず、その語がどの役割を持つかを考え直しましょう。

例文

My brother plays baseball after school. は「私の兄は放課後に野球をします」です。My brother が主語、plays が動詞、baseball が目的語、after school が時を示します。動詞が主語のすぐ後ろにあり、目的語と時の情報が順に続いています。

We eat lunch in the classroom. は「私たちは教室で昼食を食べます」です。主語 We、動詞 eat、目的語 lunch で骨組みを作り、場所の in the classroom を最後に加えています。「教室で」を日本語と同じように動詞より前へ移す必要はありません。

Mai reads a book in her room every night. は「マイは毎晩自分の部屋で本を一冊読みます」です。Mai reads a book の後ろに、場所 in her room、時 every night が続きます。場所と時が両方あるため、基本の「場所+時」の順になっています。

Our teacher is kind. は「私たちの先生は親切です」です。目的語はなく、be動詞 is の後ろの kind が主語の性質を説明します。すべての肯定平叙文が「主語+動詞+目的語」になるわけではありませんが、ここで扱う基本形では「主語+動詞」が中心です。文頭に時や場所を加える形、疑問文、命令文は別の語順になり得ます。

よくある間違い

I English study. は日本語の「私は英語を勉強します」の語順につられた誤りです。正しくは I study English. です。主語 I のすぐ後ろに動詞 study を置き、その対象 English を続けます。意味の分かる単語がそろっていても、位置が違えば英語では役割が伝わりません。

Every day I at home practice the guitar. は追加情報が骨組みに入り込み、読みにくい並びです。初心者が基本形で表すなら I practice the guitar at home every day. とします。I practice the guitar を先に完成させ、場所の at home、時の every day を加えます。時の語句を文頭に置く Every day, I practice the guitar at home. も文法上可能ですが、主語と動詞の骨組みを途中で分断しないことが重要です。

She is plays tennis. のようにbe動詞と一般動詞をそのまま二つ並べるのも誤りです。現在の習慣なら She plays tennis.、今まさにしていることを進行形で言うなら別の形が必要です。この記事の基本語順では、一つの文で中心となる動詞の種類を決め、主語の直後へ置きます。

確認問題

かっこ内の語句を、英語の基本語順になるように並べ替えてください。文頭は大文字にし、最後にピリオドを置きます。

  1. music / I / like
  2. in the park / soccer / they / play
  3. every morning / at school / English / we / study

解答

まず主語と動詞を見つけ、目的語、場所、時の順に情報を足します。

  1. I like music. 主語 I の直後に動詞 like、その後ろに目的語 music を置きます。
  2. They play soccer in the park. They play soccer で骨組みを作り、場所を最後に加えます。
  3. We study English at school every morning. 主語、動詞、目的語の後ろに、場所 at school、時 every morning を置きます。

まとめ

英語は単語の位置によって役割を伝えるため、まず基本の肯定平叙文で「主語+動詞」の骨組みを作ることが重要です。動作の対象があれば目的語を動詞の後ろへ置き、場所や時は完成した骨組みの後ろへ加えます。時や場所の追加情報を文頭へ置く場合もあり、疑問文や命令文は別の語順になるため、あらゆる英文が主語から始まるという意味ではありません。長い日本語を先頭から一語ずつ訳すのではなく、「誰が・どうする・何を・どこで・いつ」と役割を分けてから英語の箱へ入れましょう。

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