英語を書いたとき、単語や語順が合っていても、大文字と小文字の区別や文末の記号が抜けると、読み手には文の区切りが伝わりにくくなります。大文字とピリオドは飾りではなく、どこから一つの文が始まり、どの語が特別な名前で、どこで言い切ったのかを示す大切な目印です。この記事では、文頭、固有名詞、平叙文の終わりという三つの場所にしぼり、英文を書いた後に自分で確認できる方法を身につけます。
基本ルール
一つ目のルールは、文の最初の文字を大文字にすることです。たとえば、my brother likes music. と書き始めるのではなく、最初の m を大文字にして My brother likes music. とします。文頭に来る語が I や人名でなくても同じです。Today、This、After など、その文の先頭にある最初の英字を大文字にします。前の文のピリオドの後から新しい文を始める場合も、新しい文の最初は大文字です。
二つ目は、人や場所など一つ一つを区別する固有名詞を大文字で始めることです。人名の Ken、都市名の Tokyo、国名の Japan、曜日の Monday、月名の April などが代表例です。一方、boy、city、country のように種類全体を表す普通名詞は、文頭でなければ通常は小文字です。Ken is a boy. では、特定の人の名前である Ken は大文字ですが、種類を表す boy は小文字です。
三つ目は、事実や考えを述べる平叙文の終わりにピリオドを一つ置くことです。I play soccer after school. のように、最後の単語の直後に . を置きます。日本語の句点と同じく文の終わりを示しますが、全角の「。」ではなく半角のピリオドを使います。疑問文は疑問符、強い驚きを表す文は感嘆符を使うことがありますが、この記事で練習する普通の言い切りの文にはピリオドを使います。
作り方・使い方
英文を作るときは、まず内容を語順どおりに並べ、その後に三段階で表記を整えると確実です。第一に、文の先頭へ戻って最初の英字を確認します。第二に、文中の語を一つずつ見て、人名、地名、国名、曜日、月名など特定の名前がないかを探します。第三に、最後の単語の直後を見て、言い切りの文ならピリオドを置きます。最初からすべてを同時に考えるより、内容と表記を分けて点検すると見落としが減ります。
固有名詞かどうか迷ったら、「同じ種類の中から特定の一つを指す名前か」と考えます。school は学校という種類なので普通名詞ですが、学校の正式名である Green Hill School は固有名詞です。river は川という種類ですが、the Shinano River は特定の川の名前です。固有名詞が複数の語でできている場合、前置詞や冠詞などを除き、名前を構成する主な語を大文字で始めることが一般的です。中学生の段階では、まず人名、地名、国名、曜日、月名を確実に見つけることを優先しましょう。
書き直しでは、元の小文字をただ機械的に大文字へ変えるのではありません。my friend is ken なら、文頭の my を My にし、人名の ken を Ken にし、最後にピリオドを足して My friend is Ken. とします。文中の friend まで大文字にする必要はありません。直す場所ごとに理由を言えるようにすると、別の文でも同じルールを使えます。
例文
I play soccer after school. は「私は放課後にサッカーをします」という意味です。主語の I はどこにあっても常に大文字で書きます。また、この文は普通の事実を言い切っているため、最後にピリオドがあります。soccer と school は特定の名前ではないので小文字です。
Yuki lives in Tokyo. は「ユキは東京に住んでいます」です。文頭に人名の Yuki があり、文頭と固有名詞の二つの理由から大文字で始まります。Tokyo も特定の都市名なので、文の途中でも大文字です。最後は言い切りなのでピリオドを置きます。
Our class visits Kyoto in April. は「私たちのクラスは4月に京都を訪れます」という意味です。Our は文頭なので大文字、都市名の Kyoto と月名の April は固有名詞として大文字です。class と visits は普通の語なので、文中では小文字のままです。
Ms. Sato teaches English on Monday. は「佐藤先生は月曜日に英語を教えます」です。敬称の Ms. と人名の Sato、言語名の English、曜日の Monday を大文字で始めます。Ms. のピリオドは敬称の一部であり、文末の Monday. のピリオドとは役割が違います。
よくある間違い
my friend is ken は表記が不十分です。正しくは My friend is Ken. です。語順や単語の意味は通じても、文頭、人名、文末という三つの目印が抜けています。これは内容の文法だけでなく、英文を書くときの基本的な表記規則に反する誤りです。
Yuki lives in tokyo. では文頭とピリオドは正しいものの、都市名が小文字です。Yuki lives in Tokyo. と直します。反対に、My Friend Is Ken. のように普通の文のすべての語を大文字で始めるのも不自然です。題名に使う大文字のルールと、通常の文を書くルールを混同せず、文頭と固有名詞だけを選びます。
I play soccer after school。 のように日本語の句点を置いたり、I play soccer after school.. のようにピリオドを二つ置いたりしないようにします。正しくは I play soccer after school. です。また、ピリオドの前に不要な空白を入れず、最後の単語の直後へ置きます。書き終わったら、先頭、名前、末尾の順に指で追うと確認しやすくなります。
確認問題
次の文を、大文字とピリオドに注意して正しく書き直してください。直した場所について、文頭、固有名詞、文末のどのルールを使ったかも考えましょう。
my sister is ayawe visit osaka in maytom studies english on friday
解答
一つの文に複数の修正点があります。固有名詞だけでなく、文の最初と最後も忘れずに確認します。
My sister is Aya.文頭のMyと人名のAyaを大文字にし、最後にピリオドを置きます。We visit Osaka in May.文頭のWe、都市名のOsaka、月名のMayを大文字にし、文末にピリオドを置きます。Tom studies English on Friday.人名で文頭でもあるTom、言語名のEnglish、曜日のFridayを大文字にし、最後をピリオドで閉じます。
まとめ
英文の表記は、文頭を大文字にする、固有名詞を大文字で始める、平叙文の終わりにピリオドを置く、という三点から確認できます。普通名詞まで大文字にしたり、日本語の句点を使ったりしないことも大切です。英文を書いたら「先頭は大文字か」「特定の名前を見落としていないか」「最後に半角のピリオドが一つあるか」と順番に点検しましょう。この短い確認を習慣にすると、読み手にとって区切りと意味が分かりやすい英文になります。
