whose と which は、どちらも名詞の前に置いたり単独で使ったりできる疑問詞ですが、尋ねる内容が違います。whose は持ち主、which は限られた選択肢から選ぶものを尋ねます。「誰」だから常に who、「何」だから常に what と考えると、所有や選択を正確に表せません。この記事では質問の目的を確認し、その後ろの語順まで整えます。
基本ルール
whose は「誰の」「誰のもの」を尋ねます。名詞の前なら Whose bag is this? のように「誰のバッグ」、単独なら Whose is this bag? のように「このバッグは誰のもの」となります。whose 自体に所有の意味があるため、who bag とはしません。
which は、いくつかの限られた選択肢から「どれ」「どちら」を尋ねます。二台のバスを見ながら Which bus goes to the station? と言えば、候補の中のどのバスかを聞いています。選択肢が特に限定されず、広く「何が」と尋ねる what とは焦点が違います。
どちらも名詞の前に置けます。whose notebook、which color のように、疑問詞と名詞を一まとまりにします。また、何について尋ねているかが分かれば、Whose is this?、Which do you want? のように単独でも使えます。
疑問詞の後ろの語順は文の役割で決まります。be動詞の文なら Whose notebook is this?、一般動詞の目的語を尋ねるなら Which book do you want? です。疑問のまとまり自体が主語なら Which bus goes to the station? のように do を加えません。
作り方・使い方
最初に質問したいことを決めます。持ち主を知りたいなら whose、候補から一つを選びたいなら which です。机のノートの所有者を尋ねるなら Whose notebook ...?、赤と青のノートから選ばせるなら Which notebook ...? となります。
次に名詞を続けるか判断します。「誰の傘」なら whose umbrella、「どちらの道」なら which road です。すでに傘や道について話していて繰り返す必要がなければ、単独の whose や which を使えます。Which is yours? は「どちらがあなたのものですか」です。
その疑問の部分が主語か目的語かも確認します。Which student won the race? では、勝った生徒が主語なので did は不要です。Which student did you meet? では主語は you、生徒は会った相手なので did を使います。
whose の答えには所有格や所有代名詞を使えます。Whose pencil is this? に It is Aya's.、It is hers. と答えられます。which には候補を特定して The blue one. や Bus number two. と答えます。
見直しでは、所有を who で尋ねていないか、選択肢があるのに広すぎる what を選んでいないかを確認します。さらに、疑問の部分が主語なら不要な do を加えていないかを見ます。
例文
Whose notebook is on the desk? は「机の上にあるノートは誰のものですか」です。ノートの持ち主を尋ねます。
Which bus goes to the station? は「どちらのバスが駅へ行きますか」です。候補となるバスの中から選びます。
Whose are these shoes? は「この靴は誰のものですか」です。whose を単独で使い、複数主語に are を合わせます。
Which subject do you like best? は「どの教科が一番好きですか」です。教科が like の目的語なので do you like と続きます。
Which team won the game? は「どのチームが試合に勝ちましたか」です。which team が主語なので did はありません。
Whose umbrella did Ken borrow? は「ケンは誰の傘を借りましたか」です。主語 Ken の過去疑問文なので did を使います。
よくある間違い
Who bag is this? は誤りです。人そのものではなく、バッグの持ち主を尋ねるため Whose bag is this? とします。
Whose do you want, tea or juice? は所有を尋ねていないため不適切です。二つから選ぶなら Which do you want, tea or juice? とします。
Which bus does go to the station? は基本の主語疑問文に不要な does を加えています。Which bus goes to the station? が正しい形です。
Whose is this pen belong to? は whose と belong to の形を混ぜています。Whose pen is this? または Who does this pen belong to? とし、どちらか一つの構造を選びます。
確認問題
持ち主か選択かを考え、正しい疑問文を完成させてください。
___ jacket is this?持ち主を尋ねる。___ train do we take, the local or the express?___ student answered the question first?
解答
疑問詞の意味と、疑問の部分の役割を確認します。
Whose jacket is this?ジャケットの所有者を尋ねるのでwhoseです。Which train do we take, the local or the express?二つの候補から選ぶのでwhichです。Which student answered the question first?候補の生徒のうち誰かを尋ね、疑問のまとまりが主語です。
まとめ
whose は持ち主を表す「誰の・誰のもの」、which は限られた候補から選ぶ「どれ・どちら」です。どちらも名詞の前と単独の両方で使えます。その後ろは、be動詞の文、一般動詞の目的語を尋ねる文、疑問の部分自体が主語の文で語順が変わります。質問の目的、名詞を続けるか、主語か目的語かを順に確認しましょう。
who、what とも比較すると役割が明確です。Who is that boy? は人そのもの、Whose brother is he? はだれとの関係・所属、Which boy is your brother? は見えている候補の中の一人を尋ねます。答えも、He is Ken.、He is Aya's brother.、The boy in the blue cap. のように質問の焦点へ合わせます。
名詞を続ける場合は whose + 名詞、which + 名詞 を一つの疑問のまとまりとして扱います。そのまとまりが動作主なら Which train leaves first? のように助動詞を足さず、目的語なら Which train did you take? のように通常の疑問文語順にします。所有・選択・文中の役割の三点を別々に点検しましょう。
