be動詞と一般動詞の違いがあいまいだと、I am play tennis. のように二つをそのまま並べてしまいます。どちらも文の中心になる動詞ですが、担当する内容と後ろに続く形が違います。単純に「状態ならbe動詞、動作なら一般動詞」と覚えるだけでは、like や have のように動作らしく見えない一般動詞を説明できません。この記事では、文で何を述べたいかと、使う語そのものの種類から正しく見分ける方法を学びます。
基本ルール
be動詞の現在形は am、is、are です。be動詞は、主語とその正体、状態、場所を結び付けます。Emi is a student. では a student がエミの正体、Emi is busy. では busy が状態、Emi is at home. では at home が場所を表します。be動詞の後ろに名詞、形容詞、場所を表す語句を置き、主語を説明するのが基本です。
一般動詞は、play、read、eat のような動作だけでなく、like、know、have などの好み、知識、所有も動詞自体で表します。Emi reads books. では reads が「読む」、Emi likes music. では likes が「好む」という中心の意味を持ちます。日本語で動きが感じられるかどうかだけでなく、その英単語が一般動詞として働くかを確認します。
基本的な現在形の肯定文では、be動詞と一般動詞を文の中心としてそのまま並べません。「私はテニスをします」は I play tennis. であり、I am play tennis. ではありません。「私は忙しいです」は I am busy. であり、I busy. ではありません。中心となる形を一つ選び、その形に必要な語を続けます。
「状態か動作か」という目安は最初の助けになりますが、完全な判定法ではありません。I have a bike. の have は所有という状態に近い意味でも一般動詞です。I know the answer. の know も一般動詞です。一方、I am hungry. の hungry は形容詞なので、主語と結ぶbe動詞が必要です。動詞だと思っている語が本当に動詞か、形容詞や名詞ではないかを見ます。
作り方・使い方
英文を作るときは、最初に日本語の最後だけを見て「です」ならbe動詞と決めないようにします。「エミは本を読みます」なら、伝えたい中心は「読む」で、英語の一般動詞 read を使います。「エミは忙しいです」なら、busy は状態を表す形容詞なので、主語と結ぶ is が必要です。英語で中心になる語を先に選ぶことが大切です。
次に、be動詞の文なら主語に合わせて am、is、are を選びます。一般動詞の現在形なら、主語が三人称単数かを見て s の有無を決めます。I am tired.、She is tired. に対して、I play tennis.、She plays tennis. となります。動詞の種類が違えば、主語への合わせ方も違います。
見分けのために、be動詞の後ろを確認する方法があります。後ろが a teacher のような名詞、kind のような形容詞、in the room のような場所なら、be動詞で主語を説明できます。一般動詞の後ろには、read a book の a book のような目的語や、場所・時の情報が続きます。ただし語の役割は文全体で判断し、形だけの暗記にしないようにします。
辞書や単語帳では、品詞の表示も役立ちます。「動詞」または v. と示される like や need は一般動詞として使えます。「形容詞」または adj. と示される happy や busy は、それだけで現在形の述語にならず、be動詞と組み合わせます。意味と品詞を一緒に覚えると、混同が減ります。
例文
Emi is busy today. は「エミは今日忙しいです」です。busy は形容詞で、主語の状態を表します。主語 Emi が一人なのでbe動詞 is を使います。Emi busy today. では動詞がなく、基本の英文として完成しません。
Emi reads books after dinner. は「エミは夕食後に本を読みます」です。reads が読む動作を表す一般動詞です。主語が三人称単数なので read に s を付けます。一般動詞が中心なので is を加える必要はありません。
We are in the music room. は「私たちは音楽室にいます」です。in the music room は場所を表し、be動詞 are が主語 We と場所を結びます。We in the music room. では、英語の文に必要な動詞が欠けます。
We have two guitars. は「私たちはギターを二本持っています」です。「持っている」は動作より状態に近く感じられますが、have は一般動詞です。したがって We are have two guitars. とはしません。
My brother is a good swimmer. は「私の兄は泳ぎが上手な人です」と正体や性質を名詞句で説明しています。一方、My brother swims every morning. は「兄は毎朝泳ぎます」で、一般動詞 swims が習慣を表します。日本語の内容が似ていても、英語で選ぶ中心語によって文の形が変わります。
よくある間違い
I am play tennis. は、be動詞 am と一般動詞 play を基本の現在形の動詞として並べた誤りです。習慣として「私はテニスをします」と言うなら I play tennis. です。play だけで動作を表せるため am は要りません。
She happy today. は、形容詞 happy の前に動詞がないため誤りです。正しくは She is happy today. です。日本語では「彼女は幸せ」と言い切れても、英語の基本の平叙文では主語と形容詞をbe動詞で結びます。
They are like dogs. は意味に注意が必要です。「彼らは犬が好きです」と言いたいなら They like dogs. で、like は一般動詞です。They are like dogs. は like が前置詞として働き、「彼らは犬のようです」という別の意味になり得ます。文法上可能でも、意図と違うため不自然な選択です。
Ken is has a new bike. も誤りです。「ケンは新しい自転車を持っています」なら Ken has a new bike. とします。所有が状態に見えても has は一般動詞です。日本語訳の「です」「ます」ではなく、英語の中心語の品詞から判断します。
確認問題
次の内容に合うように、be動詞または一般動詞を選んで英文を完成させてください。不要な動詞は入れません。
- 「私は今、図書館にいます」
I ___ in the library now. - 「ユキは毎日ピアノを練習します」
Yuki ___ the piano every day. - 「私たちはその答えを知っています」
We ___ the answer.
解答
後ろが場所か、英語の一般動詞が中心かを見分けます。主語に合う形も確認しましょう。
I am in the library now.場所と主語を結ぶbe動詞を使い、Iにはamを選びます。Yuki practices the piano every day.習慣の動作を一般動詞practiceで表し、三人称単数なのでpracticesにします。We know the answer.knowは知識の状態を表していても一般動詞です。主語Weなので原形を使います。
まとめ
be動詞は、主語と正体、状態、場所を結び、一般動詞は動作、好み、所有、知識などを動詞自体で表します。基本的な現在形の肯定文では、be動詞と一般動詞を中心の動詞としてそのまま並べません。「状態なら必ずbe動詞」とだけ覚えず、like、have、know も一般動詞だと確認しましょう。英文を作るときは、英語で中心になる語とその品詞を決め、be動詞の文か一般動詞の文かを選んでから、主語に合う形へ整えることが大切です。
