「先生が私たちに地図を見せた」のように、誰かに物や情報を渡す場面では、英語の動詞の後ろに「人」と「物・内容」を続けられることがあります。Our teacher showed us an old map. の語順は、showed + us + an old map です。この形は第4文型SVOOと呼ばれます。受け手を先、渡す物や伝える内容を後に置き、二つの間へ to を入れないことが基本です。代表的な動詞と一緒に語順を身に付けましょう。
基本ルール
基本語順は主語・動詞・人・物
第4文型の基本は「主語S + 動詞V + 人O1 + 物・内容O2」です。I gave Emi a pen. なら、Emi が受け手、a pen が渡した物です。日本語では助詞の「に」「を」が関係を示しますが、英語では動詞の後ろに並べる順番そのものが役割を示します。
最初の目的語は受け手や聞き手
O1には、物を受け取る人、情報を見る人、話を聞く人などが来ます。show us a picture の us は見る人、tell me the truth の me は話を聞く人です。代名詞を使うときは I ではなく me、we ではなく us のような目的格にします。
次の目的語は物や内容
O2には、渡す物、見せる物、伝える情報などを置きます。send Aya a card の a card は送る物、tell us the answer の the answer は伝える内容です。O1とO2は別の存在なので、基本的に「O1≠O2」と考えられます。
すべての動詞がこの語順を取るわけではない
give、show、tell、send などはこの語順を取れます。しかし「人に何かをする」という意味でも、すべての動詞へ「人 + 物」を続けられるわけではありません。たとえば explain は通常 explain the rule to me とし、explain me the rule とはしません。動詞ごとの型を例文で確認します。
作り方・使い方
動詞が受け渡しや伝達を表すか確認する
まず、文の動詞が物や情報を人へ渡す意味を持つか考えます。give は与える、show は見せる、tell は伝える、send は送るという意味です。これらは、受け手と物・内容の両方を示す場面で第4文型を作れます。
「誰に」を動詞の直後へ置く
「叔父が私に切符をくれた」なら、Sを My uncle、Vを過去形 gave とし、直後に受け手 me を置きます。その後ろに物 a ticket を置いて、My uncle gave me a ticket. とします。この語順では me の前に to を入れません。
人が代名詞なら目的格にする
She showed I a photo. とはせず、She showed me a photo. とします。同様に、he → him、she → her、we → us、they → them と変えます。you と it は主格と目的格の形が同じですが、文中では目的語として働いています。
物を先にする別の形と混ぜない
I gave Emi a pen. は、物を先にして I gave a pen to Emi. とも表せます。ただし二つの型を混ぜて I gave to Emi a pen. とするのは、初学者が使う基本語順として適切ではありません。「人 + 物」なら前置詞なし、「物 + to + 人」なら to あり、と形を分けます。
tellとsayを区別する
tell は tell me the news のように「人 + 内容」を続けられます。一方、say は通常 say something to me とし、say me something とはしません。日本語ではどちらも「言う」と訳せるため、意味だけで置き換えず、動詞が取る語順まで覚えることが大切です。
例文
Our teacher showed us an old map.(先生は私たちに古い地図を見せました。)us が見る人、an old map が見せた物です。
I sent Aya a birthday card.(私はアヤに誕生日カードを送りました。)アヤを先、カードを後に置いています。
Dad gave me this watch.(父は私にこの腕時計をくれました。)me は目的格で、前に to は置きません。
Please tell me your name.(あなたの名前を私に教えてください。)me が聞き手、your name が伝える内容です。
Can you show him the way?(彼に道を教えてくれますか。)him が見せる相手、the way が示す内容です。
We sent our grandparents some pictures.(私たちは祖父母に何枚か写真を送りました。)複数語からなる受け手でも、動詞の直後へ置きます。
よくある間違い
人の前にtoを入れる
My uncle gave to me a ticket. は、この第4文型の語順として誤りです。正しくは My uncle gave me a ticket.(叔父は私に切符をくれました。)です。to を使うなら、gave a ticket to me のように物を先にします。
物を人より先に置いて前置詞を落とす
She sent a letter Ken. は誤りです。人を先にするなら She sent Ken a letter.、物を先にするなら She sent a letter to Ken. とします。二つの正しい型の一部ずつを混ぜないようにします。
人を主格のまま置く
The guide showed we the temple. は誤りで、The guide showed us the temple.(案内人は私たちにその寺を見せました。)が正しい文です。動詞の後ろの「人」は目的語なので、we ではなく目的格 us を使います。
どの動詞にも人・物を続ける
Please explain me this rule. は標準的な基本形では誤りです。Please explain this rule to me.(この規則を私に説明してください。)とします。give や tell の語順を、同じ意味分野のすべての動詞へ広げないことが重要です。
確認問題
受け手を先、物・内容を後に置き、代名詞の形にも注意してください。
- 「先生は私たちに写真を見せました」を
showを使って英語にしてください。 Tom sent to Emi an email.を「人 + 物」の第4文型に直してください。My mother told I the story.の誤りを直してください。
解答
動詞の後ろが「人O1 + 物・内容O2」になっているか確認します。
The teacher showed us a picture.です。受け手usを動詞の直後に置きます。Tom sent Emi an email.です。「人 + 物」の形ではEmiの前にtoを置きません。My mother told me the story.です。動詞の後ろの人は目的語なので、Iを目的格meにします。
まとめ
give、show、tell、send などの第4文型は、「主語 + 動詞 + 人 + 物・内容」の順です。最初の目的語は受け手や聞き手、次の目的語は渡す物や伝える内容を表します。この語順では人の前に to を置かず、代名詞は me、him、us などの目的格にします。ただし、すべての動詞が同じ型を取るわけではないため、動詞と語順を短い例文の組で覚えましょう。
