Are you busy?と聞かれたときはYes, I am.、Do you like music?と聞かれたときはYes, I do.。どちらも「はい」なのに、後ろが変わるのはなぜでしょうか。
短い返事は、相手の質問で使われているbe動詞やdo・doesに合わせて作れます。ただし、質問の語をそのまま全部繰り返すわけではありません。youが自分に向けられていれば、答えるときの主語はIに変わります。
この記事では、現在形の基本的なYes・Noの返事を練習します。「何を聞かれたか」「誰のことを答えるか」「はい・いいえのどちらか」の順に考えてみましょう。
Are you…?には、I am/I'm notで答える
まず、相手からAre you busy? ― 忙しいですか。 と聞かれた場面です。youは、質問を受けたあなた自身を指します。自分のことを答えるので、返事の主語はIです。
- はい:Yes, I am. ― はい、忙しいです。
- いいえ:No, I'm not. ― いいえ、忙しくありません。
元の内容を全部言うなら、I am busy.やI am not busy.です。短い返事では、質問からわかるbusyを繰り返さず、I amやI'm notで答えられます。
質問の先頭はAreですが、返事はIに合うamです。誤り:Yes, I are. のように、Areをそのままコピーしないようにしましょう。質問と返事で主語が変わるときは、be動詞の形もその主語に合わせます。
Are you a student? ― あなたは生徒ですか。 なら、Yes, I am.は「はい、生徒です」、No, I'm not.は「いいえ、生徒ではありません」です。同じ返事でも、何を肯定・否定しているかは質問の内容によって決まります。
肯定の短い返事は、Yes, I am. と書きます。Yes, I'm.は、この短い返事では誤りです。I'm a student.のように後ろへ説明を続ける文とは分けて覚えましょう。否定の返事はNo, I'm not.またはNo, I am not.とできます。
Do you…?には、I do/I don'tで答える
次に、Do you like music? ― 音楽は好きですか。 と聞かれた場面です。質問がdoを使う一般動詞の現在形なので、短い返事もdoを使います。
- はい:Yes, I do. ― はい、好きです。
- いいえ:No, I don't. ― いいえ、好きではありません。
doが入っていても、ここで「私はします」とだけ訳す必要はありません。質問がlike musicについてなら、「音楽が好きだ」という内容を受けています。don'tはdo notの短い形です。
Do you have a bike? ― 自転車を持っていますか。 なら、Yes, I do.は「はい、持っています」、No, I don't.は「いいえ、持っていません」です。have「持っている」も一般動詞なので、Yes, I am.とは答えません。
| 質問 | はいの返事 | いいえの返事 |
|---|---|---|
| Are you busy? | Yes, I am. | No, I'm not. |
| Do you play tennis? | Yes, I do. | No, I don't. |
| Do you like dogs? | Yes, I do. | No, I don't. |
日本語が「好きですか」「持っていますか」でも、英語の質問はDo you…?です。返事を選ぶときも、日本語の「です」という終わり方ではなく、実際の質問にあるAreかDoかを手掛かりにします。
まず質問の最初の語に丸を付け、次にyouが誰を指すかを確認すると、返事の形を選びやすくなります。
質問された人が変われば、返事の主語も変わる
相手があなたの友達や家族について聞くこともあります。Is Ken busy? ― ケンは忙しいですか。 なら、話題はKenです。ケンをheで受けて答えます。
- Yes, he is. ― はい、忙しいです。
- No, he isn't. ― いいえ、忙しくありません。
isn'tはis notの短い形です。No, he is not.も使えます。質問にIsがあるからYes, I am.と答えるのではなく、誰のことを答えているかを確かめましょう。
Does Yui like cats? ― ユイは猫が好きですか。 なら、返事の主語はsheで、doesを使います。Yes, she does. ― はい、好きです。/No, she doesn't. ― いいえ、好きではありません。 です。
Are your friends ready? ― あなたの友達は準備ができていますか。 なら、複数の友達をtheyで受けます。Yes, they are. ― はい、できています。/No, they aren't. ― いいえ、できていません。 となります。
自分に向けられた質問だから、どんな質問でもIで答えるわけではありません。聞いている相手はあなたでも、話題はケンや友達かもしれません。「誰が忙しいのか」「誰が猫を好きなのか」と、質問の中身を見ましょう。
なお、知らないことについて無理にYesやNoを選ぶ必要はありません。例えばユイの好みを知らなければ、I don't know. ― わかりません。 と言えます。文法の練習と、現実の相手について知っている事実とは区別して答えましょう。
質問を受けてから返すまでを実演する
Do you read books? ― あなたは本を読みますか。 と聞かれ、ふだん本を読むと答えたいとします。
- Doを見つけ、一般動詞の現在形の質問だと確かめる。
- youが自分を指すので、返事の主語をIにする。
- 「はい」なのでYesを選び、I doを続ける。
- Yes, I do.と書き、Yesの後ろのコンマと文末のピリオドを確認する。
会話を続けたければ、Yes, I do. I like stories. ― はい、読みます。私は物語が好きです。 と一文加えられます。短い返事だけでも質問には答えられますが、何を読むかなどを足すと話題が続きます。
今度はAre you hungry? ― おなかがすいていますか。 と聞かれ、「いいえ」と答える場面です。Areの質問で、自分について答えるのでI amの形を考えます。否定にして、No, I'm not. ― いいえ、すいていません。 です。
誤り:Are you hungry? — No, I don't.
正しい:Are you hungry? — No, I'm not.
間違いを直すときは、返事だけを眺めず、必ず元の質問へ戻ります。don'tという形自体がいつも間違いなのではなく、この質問との組み合わせが合っていません。
返事の練習では、紙の左に質問、右にYesとNoの両方の形を書いて比べてみましょう。その後、片方を隠して、指定された内容で答えます。実際の会話で使うときは、自分の状態や好みに合う方を選んでください。練習問題の指定と、あなた自身の答えが同じでなくても問題ありません。
確認問題
- Are you a student?に、指定どおり「はい」と短く答えましょう。
- Do you play tennis?に、指定どおり「いいえ」と短く答えましょう。
- Does Yui like music?に、ユイは音楽が好きだという設定で、sheを使って短く答えましょう。
解答・解説を開く
- Yes, I am. youが自分を指すのでIにし、be動詞をamにします。この短い肯定の返事ではYes, I'm.にはしません。
- No, I don't. Doの質問なのでdoを使い、否定のdon'tにします。No, I do not.も正解です。
- Yes, she does. 話題はYuiなのでsheを使います。Doesの質問をdoesで受けます。
今日の一歩は、Are you…?とDo you…?の質問を一つずつ読み、自分に合う短い返事を言うことです。先頭の語と、誰について答えるかの二つを確かめましょう。
