並んだ単語を見て、知っている順番を何となく作ってみたけれど、最後に一語余ってしまう。並べ替え問題では、最初に目に入った語をつなぐ前に、「何を伝える文なのか」を確かめると、置く場所を考えやすくなります。
ここでは、文の種類を確認し、主語と動詞から組み立て、最後に使った語を点検します。肯定文、否定文、疑問文を、すでに知っている短い文の型で練習しましょう。まだ習っていない形があれば、その例は後回しでかまいません。
まず、言い切る文か、否定か、質問かを決める
問題の日本語や指示を読み、どんな文を作るか確認します。「〜です」「〜します」と言う文、「〜ではありません」「〜しません」と否定する文、「〜ですか」「〜しますか」と質問する文では、語の並びが変わります。
| 伝えること | 文の種類 | 短い例 |
|---|---|---|
| あなたは親切です | 肯定文 | You are kind. |
| あなたは親切ではありません | 否定文 | You are not kind. |
| あなたは親切ですか | 疑問文 | Are you kind? |
「あなたは親切ですか」を作るのに、Youから始めてしまうと、疑問文の形に直す必要が出ます。最初に質問だとわかれば、areを主語youの前へ置く形を考えられます。
問題の最後に?が印刷されていれば、それも質問の手掛かりです。ただし、記号だけを見るのではなく、日本語と指示も合わせて確認します。「語を一つ補う」「一語不要」など、問題ごとの条件がある場合は、最初に印を付けておきましょう。
この記事の確認問題では、与えられた語句をすべて一回ずつ使います。不要語はありません。文の初めの大文字と、最後のピリオドや疑問符は自分で整えます。取り組む前に、この条件をはっきりさせます。
肯定文は、主語と動詞の組を先に置く
「私は英語が好きです」を、次の語で作るとします。
English / like / I
だれについて話すかを見ると、主語はIです。何を伝えるかを見ると、動詞はlike「好きである」です。まずI likeという骨組みを作り、何が好きかを表すEnglishを続けます。
I like English.
私は英語が好きです。
「日本語にですがあるからamが必要」と考えて、与えられていないamを足す必要はありません。likeという動詞で内容を伝えています。並べ替えでは、語を使うだけでなく、勝手に別の語を加えていないかも見ます。
次は「私の姉/妹は先生です」です。
a teacher / is / my sister
主語はmy sisterの二語のまとまりです。動詞はis。その後ろにa teacherを置きます。
My sister is a teacher.
私の姉/妹は先生です。
myだけを主語として扱わず、my sisterをひとまとまりにします。a teacherも「先生一人」を表すまとまりなので、途中にisを入れたり、aを文末に置いたりしません。
主語と動詞を置いた後、何をするのか、どんな人なのか、場所や時間の情報は何かを続けます。短い文から骨組みを作ると、残った語句がどんな役割かを考えられます。
否定文と疑問文は、動詞に合う型を使う
否定の文を作るときは、be動詞の文か、一般動詞の文かでnotの置き方を確かめます。
「私は生徒ではありません」
a student / not / am / I
Iが主語、amがbe動詞です。notはamの後ろに置き、続いてa studentを置きます。
I am not a student.
私は生徒ではありません。
一般動詞likeを使う「私はテニスが好きではありません」なら、I do not like tennis. です。do notを動詞likeの前に置きます。notだけを文末に足す形にはしません。
次に質問を作ります。
「あなたは英語が好きですか」
English / you / do / like
元になる内容はYou like English. です。一般動詞likeについて質問するので、Doを初めに置き、主語you、動詞like、Englishと続けます。
Do you like English?
あなたは英語が好きですか。
be動詞の質問はAre you kind?、一般動詞の質問はDo you like English?です。どちらも質問だからと同じ並びにせず、中心となる動詞を見ます。
主語がsheでDoesを使う場合は、後ろの動詞が原形になります。Does she like music?「彼女は音楽が好きですか」が例です。与えられた語がdoesとlikeなら、likeを勝手にlikesへ変えません。まだDoesを習っていなければ、まずDo youの形を確かめてから進みましょう。
完成したら、意味・語の数・形を順に点検する
文ができたら、一語ずつ使った印を付けます。頭の中で使ったつもりになっている語がないか、同じ語を二回書いていないか、元のリストと比べます。
- 日本語の意味に合っているか、特に否定と質問を確認する。
- 主語と動詞のまとまりがあるかを見る。
- 与えられた語句を、条件どおりに使ったか照合する。
- 文の初めの大文字と、最後の記号を確認する。
- 完成した英文をもう一度読み、内容を確かめる。
たとえば「あなたは英語が好きですか」で、Do you like?まで作ってEnglishが余ったとします。余った語をただ末尾に押し込む前に、「何が好きか」という情報がまだないと考えます。Englishをlikeの後ろに置けば、意味も型もつながります。
一方、notが余ったなら、完成した文が否定になっているかを見直します。余った語を無視して提出するのではなく、問題文の「〜しません」などに戻ります。余りは、内容や型を見直すための手掛かりになります。
語句の並びが複数考えられる場合もあります。たとえばYesterdayを文頭に置く文と、yesterdayを文末に置く文の両方が成り立つことがあります。問題に文頭が指定されているなら、その条件に従います。指定がなければ、文法と意味の両方が通るかを確かめます。
答え合わせでは、正解と違う場所にだけ目を向けず、自分がどこから組み立てたかを振り返ります。「質問なのに主語から始めた」「my sisterを分けた」「notを使い忘れた」など、一つの理由を見つけたら、答えを隠して同じ文を作り直してみましょう。
その後、Englishをmusicに替えた程度の短い文でも同じ型を使えるか試せます。正解の単語の順番だけを覚えるのではなく、何を主語と動詞にし、どんな種類の文を作ったかを確かめる練習になります。
確認問題
次の語句をすべて一回ずつ使い、日本語に合う文を作りましょう。文の初めを大文字にし、最後の記号も付けてください。
- 私は音楽が好きです。(music / like / I)
- 私は生徒ではありません。(a student / not / I / am)
- あなたは英語が好きですか。(like / English / you / do)
解答・解説を開く
- I like music. 主語I、動詞like、好きなものmusicの順です。本文のEnglishがmusicに替わっても、文の型は同じです。likeで文を作れるため、amを加える必要はありません。
- I am not a student. 主語Iに続くbe動詞amの後ろにnotを置きます。a studentは、分けずに続けるまとまりです。
- Do you like English? 一般動詞likeを使う質問なので、Doを初めに置きます。主語you、動詞like、Englishを続け、最後は疑問符です。
今日の一歩は、並べ替える前に「文の種類」と「主語・動詞」を言ってみることです。完成後に語句を一つずつ照合すると、何となく並べた文から、自分で説明できる文へ近づけます。
