「英語を復習しよう」と思っても、教科書の最初から全部読み直すのは大変です。be動詞、疑問文、単語など、気になるところがいくつもあると、一つに決めにくいかもしれません。
そんなときは、今の困りごとに近い短い問題を一つ選び、答えと解説を確かめ、もう一度解いてみましょう。その結果から、次に戻る単元を一つ決めます。少数の問題で英語全体の力を判定するのではなく、今日の復習の入口を探す方法です。
まだ習っていない内容は飛ばしてください。未習の問題が解けないことと、習った内容を忘れたことは別です。学校の進み方に合わせ、ノートや教科書で扱った範囲から選びます。
今困っていることを、一つの作業に言い換える
まず「英語がわからない」を、もう少し具体的にします。最近止まった宿題や授業の文を一つ思い出してみましょう。空欄のam・is・areを選べなかったのか、質問を作れなかったのか、単語の意味がわからず読めなかったのかで、戻る場所が違います。
| 今困っている場面 | 最初に見るところ |
|---|---|
| Iのあとにamかareか迷う | be動詞と主語 |
| You like …を質問にできない | 一般動詞の疑問文 |
| sheの文でlikeかlikesか迷う | 現在形の肯定文と主語 |
| 文は作れそうだがbookが書けない | その単語の音・意味・つづり |
これは「このミスなら原因は必ずこれ」と決める表ではありません。たとえばamを選べないのは、Iの意味があいまいな場合もあります。実際に一問解き、どこで止まるかを見てから戻る場所を決めます。
最近の問題が思い出せなければ、教科書で最後に習った単元の例文を見てください。「日本語なら意味が言える」「動詞の選び方に迷う」など、読んだときの状態を一つ残します。ページ全体を点数にしなくても、入口は作れます。
復習したいことが三つ出たら、今日の宿題に必要なものや、先生が次の授業でも使うと言ったものを一つ選ぶ方法があります。優先順位は固定ではありません。今日使いたい内容に近いところから戻れます。
短い問題を一つ選び、解く途中を見る
ここでは三つの小さな例を使います。全部を解く必要はありません。習っていて、今の困りごとに近いものを一つ選んでください。
例A:be動詞
「私は生徒です」になるように選びます。I(am / is / are)a student.
最初にIが「私」だとわかるかを確かめます。わかるなら、Iと組み合わせるbe動詞はamなので、I am a student.です。Iの意味で止まったなら、まずI・youなどの主語の意味を見直すところから始められます。
例B:質問を作る
You like soccer.を「あなたはサッカーが好きですか」という疑問文にします。
likeを使う現在形の文で、主語はyouです。文の前にDoを置き、Do you like soccer?とします。Are you like soccer?にはしません。肯定文のlikeを見て、一般動詞の疑問文の作り方に戻る問題です。
例C:現在形の肯定文
「彼女はテニスをします」になるように選びます。She(play / plays)tennis.
助動詞のない、一般動詞の現在形の肯定文です。主語のsheは、話し手の私・相手のあなた以外の一人を表すので、playsを選び、She plays tennis.となります。SheをThey(彼ら・彼女ら)に替えるなら、They play tennis.です。
答えが合ったかだけでなく、「主語を見た」「likeを確認した」など、何を手掛かりに選んだかを一言添えてみてください。たまたま選んだ答えが合うこともあります。説明が難しければ、例文と比べる練習から始められます。
解説を閉じて一問解き直し、復習先を決める
選んだ例の説明を読んだら、答えを隠して同じ問題をもう一度解きます。見ながら写せた状態から、自分で選ぶ段階へ戻すためです。そのとき、最初と同じところで止まるかを見ます。
例BでAre you like soccer?と書いたなら、次は「likeを使う質問ではDo you …?」という説明を使えるか確かめます。誤りと正しい文を並べてみましょう。
誤り:Are you like soccer?
正しい:Do you like soccer?(あなたはサッカーが好きですか。)
そのあと、You like music.を質問にしてみます。答えはDo you like music?です。soccerという単語だけを覚えたのではなく、同じ質問の形を別の内容に使えるか確かめる小さな変更です。
| 解き直したときの状態 | 今日選ぶ復習先の例 |
|---|---|
| Iの意味がわからず止まる | 主語になる代名詞の意味 |
| Iはわかるがamを選べない | am・is・areの使い分け |
| likeの質問でAreを使う | Do you …?の質問の形 |
| She playsの理由があいまい | 三単現のsを付ける条件 |
| 形は使えるがmusicを書けない | musicのつづりの確認 |
二つ以上当てはまっても、一度にすべてを復習しなくてかまいません。「今日はDo you …?を教科書の例文二つで確認する」のように、小さな範囲に決めます。一問が解けたからその単元すべてを理解した、とは言えませんが、次の練習を具体的に選ぶことはできます。
復習の終わりを、次の行動まで書いておく
戻る単元を選んだら、ノートには三行程度のメモを残します。たとえば、次のような形です。
- 困ったこと:You like …を質問にするときAreを使った。
- 戻るところ:教科書のDo you …?の例文と説明。
- 次にすること:例文を読み、好きなものを替えて質問を二つ作る。
「疑問文を頑張る」だけでは、次に開く場所があいまいです。教科書のページ番号やワークの問題番号を、自分の教材を見ながら追加すると、次の時間に始めやすくなります。この記事と学校の教材で単元名が違う場合は、同じ英文の形を探してください。
一問を解き直しても、なぜその答えになるのかわからないときは、答えと自分の文を持って先生に確認します。「何がわからないかがわからない」場合でも、解いた一問があれば、その途中を見てもらえます。無理に原因を自分だけで決める必要はありません。
選んだ単元を少し復習したら、次の日などに短い問題を一つ試します。そこでまだ同じ点に迷うなら、説明を別の例で確かめます。使えたなら、今の宿題や本文の中でもその形を見つけてみましょう。復習先は一度決めたら固定ではなく、実際の困り方に合わせて変えられます。
確認問題
習った問題だけに取り組んでください。各問を解いたあと、迷った場合は戻る単元も一つ書きましょう。
- 「私は生徒です」になるよう、I(am / is / are)a student.の正しい語を選んでください。
- You like music.を「あなたは音楽が好きですか」という疑問文にしてください。
- 「彼女はテニスをします」になるよう、She(play / plays)tennis.の正しい語を選んでください。
解答・解説を開く
- am。I am a student.です。Iはわかるのに選べなかった場合、am・is・areと主語の組み合わせに戻れます。I自体の意味に迷ったなら、主語の代名詞を先に確かめます。
- Do you like music? 主語がyouでlikeを使う現在形の質問です。Areを選んだ場合は、be動詞と一般動詞の質問の作り方を比べます。
- plays。She plays tennis.です。助動詞のない一般動詞の現在形の肯定文で、sheに合わせた形を選びます。迷ったら、sheとtheyの文を比べて三単現の条件を確認します。
三問の合計点を出すより、「次はこのページでこの形を確かめる」と一つ決めてみましょう。今日の復習の入口が決まれば、この短いチェックの役割は果たせています。
