canの後の動詞はどんな形?「できること」を1文で伝えよう

「私は泳げます」を英語にするとき、I can swim. と書きます。では、「姉は泳げます」なら She can swims. でしょうか。主語がsheだからとsを付けたくなっても、ここでは She can swim. が正しい文です。

できることを伝えるcanには、後ろの動詞を決める大切なルールがあります。難しい言葉を丸暗記する前に、swim、play、useを使って、その形を確かめてみましょう。最後に、自分についての一文も作ります。

目次

canのすぐ後ろには、動詞の「もとの形」を置く

canは、ここでは「〜できる」という意味を加える言葉です。「泳ぐ」という動作を表すswimの前に置くと、「泳ぐことができる」となります。

I can swim.
私は泳げます。

文は「だれが+can+何をする」で組み立てます。Iが「だれが」、canが「できる」、swimが「泳ぐ」です。日本語では「泳ぐ」の後ろに「できる」が来ますが、英語ではcanを先に置きます。

canのすぐ後ろに置く動詞は「原形」と呼ばれる、もとの形です。たとえばplaysに対するplay、swimmingに対するswimが原形です。ここでは、sやingを付けていない形、と具体的な語で確かめてください。

伝えたいこと canの後ろに使う形 完成した文
テニスをすることができる play I can play tennis.
英語を話すことができる speak I can speak English.
このコンピューターを使える use I can use this computer.

I can speak English. は「私は英語を話せます」です。どのくらい上手に話せるかまで、この一文だけで細かく決まるわけではありません。自分の練習では、大げさな内容を選ぶ必要はありません。「この単語を書ける」なら I can write this word. と伝えられます。

主語が変わっても、canの後ろは同じ形

ふだんの行動を表す She plays tennis. では、playにsが付いています。一方、canを使う文では She can play tennis. になります。この違いを文ごと比べましょう。

英文 意味 動詞の形
I play tennis. 私はテニスをします。 play
She plays tennis. 彼女はテニスをします。 plays
I can play tennis. 私はテニスができます。 can+play
She can play tennis. 彼女はテニスができます。 can+play

主語がIでも、sheでも、my brotherでも、「canの後ろは原形」というルールは変わりません。My brother can cook. は「兄/弟は料理ができます」。主語が一人だからと、cooksにはしません。can自体にもsを付けません。

誤り:She can plays tennis.
正しい:She can play tennis.

これは「sが別の場所へ移る」という仕組みではありません。canを使う文では、canに続く動詞を原形にする、と考えます。元の肯定文でplaysを見かけても、その形をそのまま持ってこないようにしましょう。

You can swim.「あなたは泳げます」、They can swim.「彼らは泳げます」でもswimは同じです。主語をいくつか入れ替えて読むと、変わる部分と変わらない部分が見えます。ただし、canを使わない文まで全部同じ形になるわけではありません。

自分のできることを、三つの順番で作る

まずは一文を完成させれば十分です。「自分は何が得意なのか」と広く考えるより、日常で実際にできる小さな行動から選びましょう。紙に次の三つを書きます。

  1. 日本語で、伝えたい行動を一つ決める。
  2. その行動を表す動詞の原形を探す。
  3. I canの後ろに置き、必要な言葉を続ける。

たとえば「私は自分の名前を英語で書ける」と伝えたいとします。「書く」はwrite、「自分の名前」はmy name、「英語で」はin Englishです。順番に合わせると、次の文になります。

I can write my name in English.
私は自分の名前を英語で書けます。

最初から長い文を作ろうとせず、I can write.「私は書くことができます」という骨組みを先に作ります。次に「何を?」に当たるmy nameを足し、最後にin Englishを足すと、途中で迷った場所を見つけやすくなります。

スポーツなら I can play soccer.「私はサッカーができます」、楽器なら I can play the piano.「私はピアノを弾けます」が例です。playの後ろの言葉は、教科書などのまとまりを確かめて使いましょう。今回は、冠詞の細かな違いまで一度に覚えなくてもかまいません。

まだ英語がわからない行動を無理に使う必要はありません。上の例から自分に合うものを選んだり、swimをcookに替えたりして作れます。本当にはできないことを、自分の文として書く必要もありません。書きたくないときは「登場人物のミナができること」と決めて、Mina can swim. と練習してもよいでしょう。

書いた後は、canの直後から確かめよう

書き終えたら、まずcanに丸を付け、そのすぐ後ろにある動詞を見ます。「日本語の意味は合っているか」と「動詞の形は合っているか」は、分けて確かめるのがポイントです。

誤り:I am can swim.
正しい:I can swim.

この例では、amが余分です。「私は泳げます」の「ます」に合わせてamを足す必要はありません。I can swim. だけで文ができます。

誤り:He can playing soccer.
正しい:He can play soccer.

こちらはplayingをplayに直します。「できる」は「今している」とは違います。canの後ろには原形を置くので、「サッカーをしている姿」を思い浮かべたとしても、この文でplayingにはしません。

また、「泳げない」は I cannot swim. または I can't swim. です。cannotやcan'tにしても、swimは原形のままです。「泳げますか」と聞く Can you swim? でも同じです。ここでは否定や質問を全部覚えるより、canの後ろの形が変わらない点を見ておきましょう。

直した文は、正解を見ながら写して終わりにせず、いったん隠してもう一度書いてみてください。次は主語をIからMy sisterに替えても、can swimを保てるか確かめます。一か所を直せたら、その理由を「canの後ろは原形」と短く説明できれば十分です。

確認問題

  1. 「彼は英語を話せます」の文になるように、かっこ内から選びましょう。He can(speak / speaks)English.
  2. 「私は泳げます」と伝えたい文です。誤りを直しましょう。I am can swim.
  3. I canで始めて、できることを一文書きましょう。自分について書きにくければ、架空の人物について「その人は料理ができる」と書いてもかまいません。
解答・解説を開く
  1. speak。完成形は He can speak English. です。主語がheでも、canに続く動詞は原形です。speaksは選びません。
  2. I can swim.。「できる」を表すcanと、動作を表すswimがあれば、この文は完成します。余分なamを取り除きます。
  3. 解答例:I can use this computer.「私はこのコンピューターを使えます」。架空の人物なら Mina can cook.「ミナは料理ができます」も例です。内容は一つに決まりません。canの後ろがuseやcookなどの原形になっているか確かめましょう。

今日の一歩は、I canで始まる一文を作り、canの直後の動詞に線を引くことです。主語や内容を替えても「can+原形」を保てれば、できることを伝える文の土台ができています。

  • URLをコピーしました!
目次