第4文型SVOOと第5文型SVOCの違い

英語では、動詞の後ろに名詞や代名詞が二つ並ぶことがあります。My aunt gave me a camera. と Our class made Riku captain. は形が似ていますが、前者は第4文型SVOO、後者は第5文型SVOCです。見分ける鍵は、後ろの二語が別々の人・物を表す「O1≠O2」なのか、後ろの語が目的語を説明する「O=C」なのかです。この記事では、語順だけに頼らず意味の関係から分類する方法を学びます。

目次

基本ルール

SVOOには二つの目的語がある

SVOOは「主語S + 動詞V + 目的語O1 + 目的語O2」の形です。My aunt gave me a camera. では、me が受け手、a camera が渡された物です。二つは別のものなので「O1≠O2」となります。一般にO1には人、O2には物や情報が置かれ、「人に物を〜する」という意味を作ります。

SVOCではCがOを説明する

SVOCは「主語S + 動詞V + 目的語O + 補語C」の形です。We call our cat Mugi. では、our cat が呼ぶ対象O、Mugi がその名前を示すCです。猫とムギは同じ存在なので「O=C」が成り立ちます。CはOの名前、状態、役割などを説明します。

代表的な動詞を手掛かりにする

give、show、tell、send はSVOOを作る代表的な動詞です。call、name、make はSVOCを作ることがあります。ただし、動詞だけで必ず文型が一つに決まるとは限りません。とくに make は、後ろの語の意味関係によってSVOOにもSVOCにもなります。

作り方・使い方

動詞の後ろを二つの部分に分ける

The teacher showed us a picture. なら、動詞 showed の後ろを us と a picture に分けます。私たちと絵は別の存在で、私たちは絵の受け手です。そのため二つとも目的語となり、SVOOです。まず後ろの二つのまとまりを正確に見つけることが出発点です。

二語をイコールで結べるか試す

They named the dog Pochi. では「the dog=Pochi」が成り立つのでSVOCです。一方、They gave the dog some water. では「the dog=some water」は成り立ちません。犬は受け手、水は与えられた物なのでSVOOです。日本語にしたとき「OをCと呼ぶ・Cにする」と言えるかも手掛かりになります。

補語が形容詞ならOの状態を確認する

The news made us sad. では、us がO、sad がCです。悲しい状態になったのは私たちなので「us=sadな状態」と考えます。形容詞は通常、物として受け渡される目的語ではありません。動詞の後ろに「代名詞 + 形容詞」が続き、その形容詞が代名詞の状態を表すならSVOCだと判断できます。

makeは意味関係で分類する

My mother made me lunch. は「母が私に昼食を作った」で、me と lunch は別のものです。そのためSVOOです。The joke made me happy. は「その冗談が私を幸せにした」で、happy が me の状態を説明するためSVOCです。同じ make でも、O1≠O2かO=Cかを必ず確かめます。

書き換えができるかを補助的に使う

SVOOの My aunt gave me a camera. は、My aunt gave a camera to me. のように物を先にする形へ書き換えられます。SVOCの We made Riku captain. は、同じ意味で We made captain to Riku. とはできません。ただし書き換え方は動詞によって異なるため、最終判断は二語の意味関係で行います。

例文

My aunt gave me a camera.(おばは私にカメラをくれました。)me は受け手、a camera は物なのでSVOOです。

Our teacher told us the answer.(先生は私たちに答えを教えました。)私たちと答えは別のものなので「O1≠O2」です。

I sent Aya a birthday card.(私はアヤに誕生日カードを送りました。)アヤは受け手、カードは送った物です。

We call our cat Mugi.(私たちは飼い猫をムギと呼びます。)猫とムギは同じ存在なのでSVOCです。

Our class made Riku captain.(私たちのクラスはリクを代表にしました。)captain はリクの役割を説明するCです。

The clean windows made the room bright.(きれいな窓のおかげで部屋が明るくなりました。)明るくなったのは部屋なので、the room がO、bright がCです。

よくある間違い

二語があればすべてSVOOだと考える

They named the baby Hana. の the baby と Hana を二つの目的語と考えるのは誤りです。赤ちゃんとハナは同じ人物で、Hana は赤ちゃんの名前を説明します。そのためO=CのSVOCです。

目的語と補語の間にbe動詞を入れる

We call our cat is Mugi. は誤りです。正しくは We call our cat Mugi.(私たちは飼い猫をムギと呼びます。)です。SVOCでは our cat と Mugi の間にイコール関係はありますが、そのしるしとして is を実際に挿入するわけではありません。

形容詞の代わりに副詞を置く

The news made us sadly. は誤りで、The news made us sad.(その知らせで私たちは悲しくなりました。)が正しい文です。必要なのは動作を修飾する副詞ではなく、目的語 us の状態を説明する形容詞のCです。

makeをいつも同じ文型にする

She made me a cake. はSVOOで、She made me happy. はSVOCです。前者では私とケーキは別のもの、後者では幸せなのは私です。動詞が同じだから同じ文型だと決めると誤ります。文法的に正しい二文でも、後ろの語の関係は異なります。

確認問題

動詞の後ろの二語について、「別のもの」か「説明する関係」かを答えてください。

  1. Ken showed me his notebook. はSVOOとSVOCのどちらですか。二つの語の役割も示してください。
  2. We named the bird Sky. はSVOOとSVOCのどちらですか。理由も答えてください。
  3. The story made the children excited. のOとCを示してください。

解答

O1≠O2とO=Cのどちらが成り立つかを確認します。

  1. SVOOです。me が見せる相手O1、his notebook が見せる物O2で、二つは別のものです。
  2. SVOCです。Oは the bird、Cは Sky です。スカイはその鳥の名前なのでO=Cが成り立ちます。
  3. Oは the children、Cは excited です。わくわくした状態になったのは子どもたちなのでSVOCです。

まとめ

SVOOでは、動詞の後ろに受け手と物・情報など二つの目的語が並び、一般に「O1≠O2」となります。SVOCでは、目的語Oの名前、状態、役割を補語Cが説明し、「O=C」が成り立ちます。give はSVOO、call や name はSVOCを作る代表例です。ただし make のように両方の形を取る動詞もあるため、語の数だけでなく、後ろの二語がどのような関係かを文全体の意味から判断しましょう。

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