未来の話で使う if と when は、日本語ではどちらも「〜したら」と訳されることがあります。しかし、雨が降るか分からない条件と、到着することを前提にその時を示す表現は同じではありません。if は「もし〜なら」、when は「〜するとき」が中心です。この記事では、出来事が未確定か、起こることを前提にしているかを見分け、未来でも節内を現在形にするルールを学びます。
基本ルール
条件の if は、出来事が起こるかどうか未確定な場合に「もし〜なら」と条件を示します。If it rains after school, we will practice inside. は「放課後に雨が降ったら、私たちは屋内で練習します」です。雨が降るかはまだ決まっていません。
時を表す when は、出来事が起こることを前提にして「〜するとき」とその時点を示します。When the bus arrives, we will get on. は「バスが着いたら、私たちは乗ります」です。話し手はバスが到着することを前提とし、その時に何をするかを述べています。
同じ内容でも、話し手の見方によって選択が変わります。If Ken comes to the party, I will introduce him. は、ケンが来るか未確定です。When Ken comes to the party, I will introduce him. は、ケンが来る予定だと考え、その時の行動を示します。
学校英語では、未来の内容でも、条件を表す if 節と時を表す when 節では現在形を使います。If the bus is late, we will walk.、When the bus arrives, we will get on. が基本です。未来を表す will は主節に置きます。
節は主節の前にも後ろにも置けます。If it is sunny, we will play outside. と We will play outside if it is sunny. は同じ条件を表します。従属節を先に置くときは、学校英語ではコンマで区切るのが基本です。
作り方・使い方
まず、二つの内容を分けます。「雨が降る」「試合を中止する」なら、雨が降ることは未確定な条件です。そこで if を選び、If it rains, we will cancel the game. とします。rains は現在形、主節は will cancel です。
次に、予定されている出来事の時を示す場合を考えます。「駅に着く」「電話する」で、到着することを前提に「着いた時」と言うなら When I arrive at the station, I will call you. です。when 節の arrive に will は付けません。
どちらでも意味が通りそうなときは、「本当に起こると見込んでいるか」を問い直します。「もし時間があれば」は、時間があるか不明なので if I have time です。「授業が終わったら」は、授業の終了を予定された時点として扱うので when class ends が自然です。
if には「〜かどうか」という別の使い方もありますが、この記事で比べるのは条件の if です。I don't know if he will come. の if は「彼が来るかどうか」で、条件節ではありません。その場合は節内で will を使えるため、役割を混同しないようにします。
見直しでは、接続詞の意味、節内の時制、主節の形を順に確認します。未確定の条件なら if、予定された出来事の時なら when、未来の条件・時の節は現在形です。最後に、話し手の前提が文脈と一致するかを確かめます。
例文
If it rains after school, we will practice inside. は「放課後に雨が降ったら、私たちは屋内で練習します」です。雨は未確定な条件なので if を使い、節内は現在形 rains です。
When the bus arrives, we will get on. は「バスが着いたら、私たちは乗ります」です。バスの到着を前提とするため when を使い、未来でも arrives とします。
If I finish my homework early, I will watch the movie. は「もし宿題が早く終わったら、その映画を見ます」です。早く終わるか分からないため条件です。
When I see Ms. Sato tomorrow, I will give her this letter. は「明日、佐藤先生に会ったとき、この手紙を渡します」です。会う予定を前提に、その時の行動を述べています。
We will stay home if the weather is bad. は「もし天気が悪ければ、私たちは家にいます」です。if 節を後ろへ置いても、節内は現在形 is です。
よくある間違い
誤りの If the bus will be late, we will walk. は、未来の条件節に will を置いています。正しくは If the bus is late, we will walk. です。未来を示す will は主節で使います。
誤りの When I will arrive home, I will text you. は、時を表す when 節に will を置いています。正しくは When I arrive home, I will text you. です。
If the sun sets tonight, it will get dark. は文法的ですが、通常は日没することを前提に時を述べるため、When the sun sets tonight, it will get dark. のほうが意図に合います。最初の文は日没自体を不確かな条件として扱う特別な響きがあります。
When I have time, I will help you. も文法的に可能で、「時間ができる時には」という意味になります。しかし「時間があるか分からないが、あれば」という意図なら If I have time, I will help you. が自然です。正誤ではなく話し手の前提を区別します。
確認問題
- 「もし明日雨が降ったら、私たちは家にいます」を、
ifを使って英文にしてください。 When the train will arrive, we will get on.を正しい英文に直してください。- ケンが来る予定だと分かっている場面で、「ケンが来たら、夕食を始めます」を英文にしてください。
解答
If it rains tomorrow, we will stay home.です。未確定な条件をifで示し、節内は現在形にします。When the train arrives, we will get on.です。未来の時を表すwhen節では現在形arrivesを使います。When Ken comes, we will start dinner.です。来ることを前提にその時を示すためwhenが自然です。
まとめ
条件の if は、出来事が起こるか未確定なときに「もし〜なら」と条件を示します。時の when は、出来事が起こることを前提に「〜するとき」と時点を示します。学校英語では、未来の内容でも条件の if 節や時の when 節では現在形を使い、主節に will などを置きます。日本語の「〜したら」だけで決めず、話し手が出来事を未確定と見るか、予定されたものと見るかを考えましょう。
